京都十六社めぐり 長岡天満宮


平城京から平安京へ
遷都されるまでの
皇都 長岡京の跡と伝わる
長岡天満宮へ…

京都十六朱印めぐり
2月15日まででしたが、
コロナ禍のこともあって、
通年 朱印は集められるとか。
ゆっくりと回ります。

境内にはディスタンスの
看板があちこちに…

鈴も高く釣り上げられていました。
ガラガラなんて呼びますね、
正式名称は 本坪鈴 (ほんつぼすず)。
お寺にもあるのは、
ちなみに 鰐口(わにぐち)。

本殿は1941年に京都 平安神宮
社殿を拝領移築したもので、
築地本願寺も手掛けた
伊東忠太さんの設計です。
拝殿は1998年に既存の素木の
拝殿を朱塗りにし増改築とか…

蟇股の梅の装飾が秀逸。

阪急長岡天神駅からほどなく…
総御影石製の大鳥居が聳えます。

総高 9.75 m、笠木 12 m、
総重量 50 トンもあるとか…

右に紅梅

左に白梅のデザイン…
1998年10月に奉納ですが、
実は2018年6月18日
大阪北部地震で損傷し、
その後 修復工事されたもので、
その際にしっかりとした土台に。

二の鳥居
2018年の台風21号による
倒木が笠木を直撃し倒壊。

補修が果たせないとして、
モニュメントとして
保存されていました。

本殿前の紅梅は、
まもなく見頃を
迎えるでしょう…

でも長岡天満宮を訪れるなら、
4月中旬がオススメだそうです。
大鳥居を過ぎて八條ヶ池
中堤に植えられた「キリシマツツジ」
その満開を迎える時期は
一層の賑わいとなります。

樹齢150年余、高さ3mに達し、
満開時は壮観だとか…

長岡天満宮HPより…
ただ昨年は蜜を避けるため、
「今年のキリシマツツジ鑑賞には
お越し頂かないようにお願い致します」

としてインスタ発信されていました。

次世代キリシマツツジのための、
拡幅された中堤に新株の植栽。

天満宮の東側に南北に
横長くのびる 八条ヶ池
八条宮智仁親王に因みます。

智仁親王は正親町天皇の孫にあたり、
豊臣秀吉の猶子となって、
関白職を約束されていた人。

猶子とは養子のことですが、
鶴松の出生により解約、
秀吉の勧めによって
八条宮家を創設されたのです。

中堤の太鼓橋は前田利家の寄進、
と伝わる名橋です。

菅公御歌
「さくら花
 ぬしを忘れぬ物ならば
 吹きこむ風に 言伝はせよ」

太宰府左遷の折、
この地にお立ち寄り
名残を惜しまれた縁故…
菅公自作の木像を祀られたのが、
創立と伝わります。

菅公御歌
「海ならず
 たたへる水の底までも
 清き心は
 月ぞてらさむ」


菅原道真が在原業平と共に、
しばしば遊んで詩歌管絃を
楽しまれた地であったとも…

八条ヶ池の向う岸に見え「錦水亭」、
1881年創業の たけのこ料理の老舗。

弥生に筍に誘われるか…
卯月にツツジを愛でるか…
再訪するに悩みどころ😁


「長岡天満宮」
 長岡京市天神2-15-13

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