エリア履中vol.3 文珠山古墳

百舌鳥古墳群からポツンと 離れたところにある 「 エリア履中 」なのかは、 不明ですが… 名称は「 文殊塚古墳 」、 由来は日本三大文殊の ひとつとして有名な、 堺市西区にある 家原寺 の 寺領であったこと。 一昔前までは、 近所の子どもたちの 遊び場だったそうですが… 今は墳丘はフェンス越しに 眺めることしかできません。 埋葬部の構造や副葬品、 周濠の有無は不明… 円筒埴輪 の採集が 確認されています。 墳丘は戦時中に 防空壕 が造られたとか… 樹木が多いと根が張るし、 葺石がないと 土盛りは流れるし… 保存ってのは、 実に難しいものですね。 近くにある 「 向ヶ丘八幡宮 」 桜が咲く頃、 春季大祭 には ふとん太鼓で 賑やかだそうです。 百済川左岸 の 台地上にあって、 前方部を西に向けた 前方後円墳。 遠くに履中陵を 見下ろす位置。 どんな人物が 埋葬されたのか… 孤高のプリンス ?、 謎に包んでおくのも 一興かもしれません。 「文珠山古墳」 ・前方後円墳 ・墳丘長59.1m、後円部直径36.3m、 前方部幅27.3m、高さ4m ・5世紀 ・堺市西区上野芝向ヶ丘町1丁