うじ三室戸寺をたずねて

梅雨の晴れ間の有効利用!! アジサイ満開の 三室戸寺 に行ってきました。 6月中は ライトアップもされていたとのこと、 ほぼ満開を過ぎた紫陽花。 青空よりもやはり雨露があったほうが、 似合っているように思いました。 三室堂【みむろどう】 とあり、 かつてこう呼ばれていたことを 伝えています。 宝亀年間(770~780) 光仁天皇の勅願 によって 行表 が開山、 はじめは御室戸寺と称したそうです。 のちに、 花山・三条・白河三帝の 離宮となったことで、 「 三室戸寺 」と名を改められたとのこと。 5千坪の大庭園に咲きほこる1万株。 石段をあがるとヘビにトグロを巻かれた 髭面の方が鎮座されています。 狛蛇…頭は老翁で体は蛇、 台座は 蓮 ってこと。 実は 宇賀神 さんでして、 日本神話に登場する 「 宇迦之御魂神 」 (うかのみたま) に由来します。 財運・良運あらたかとか(・ω・)v 本堂は江戸時代の 重層入母屋造り 。 文化二年の建立と伝わります… 正面唐破風の向拝。 見上げるとみごとな彫刻!! 龍の蟇股彫刻も素晴らしいのですが… この「 手挟み (たばさみ) 」という部分は、 鎌倉時代ころから設えられたようですが、 桃山時代・江戸時代になると透かし彫や 籠彫を施したものが現れてきて、 図様も多様化してきたそうです。 まさに円熟期の時代の彫り物です。 近年境内にはいろんな石像が乱立?? したようで・・・ こちらはウサギさん。 宇治は古来には菟道 (うじ) と 称されていたこともあったそうです。 いまは「 とどう 」の読みで 地名として残っています。 仁徳天皇の弟にあたる 菟道稚郎子 (うじのわきいらつこ) が 宇治に来た際、 兎が道案内 したという 伝承が残っています。 狛兎は球を抱いていてが、 その球の中には卵型の石が… 球のなかで見事立てられれば 願いが叶うということで挑戦!!?? 虎次郎は即立ち(TдT)でしたよ…