投稿

ラベル(北野異人館)が付いた投稿を表示しています

神戸北野異人館街へ③ ラインの館

イメージ
北野異人館街めぐり… 外観のみだった「 ラインの館 」、 旧ドレウェル邸 です。 1階に休憩室・展示室・ お土産物店など、 2階には北野異人館街の歴史に、 震災関係の展示があったとか… この2016年4月から、庭園部を ふくめて休館となっています。 この建物は1916年(大正4)の建築。 下見板のオイルペンキ塗り、 柱や軒蛇腹に見られる古典様式、 開放されたベランダを持つ コロニアルスタイル。 そして ベイ・ウィンドウ 、 まさにザ・異人館です。 「下見板の  横線(ライン)が美しいから」 という名付けの理由。 1978年(昭和53)に 市民愛称募集によるもの。 こちらは「 山手八番館 」 塔状家屋が三連している建物、 チューダー様式 とか。 異人館街はとにかく細い。 住んでおられる建物もあり… 住環境そのものに、 問題も生じてきているとか。 主屋 レンガ塀ともに、 伝統的建造物に指定されています。 こちらは 「 ウィーン・オーストリアの家 」。 「 香りの家・オランダ館 」 「 デンマーク館 」 これらは異人館というより、 テーマ館でして、 いわば パビリオン のようなもの。 「ハンター迎賓館」 いまは「H」の外壁のみ。 「 旧ハンター邸 」はいまは、 神戸市立王子動物園に 移築されています。 門扉だけが残る敷地も… ラインの館の前には、 有料3異人館があります。 「 ベンの家 」は、 もとは居留地にあった商館。 この北野町に移ってからは、 イギリス貴族で狩猟家 ベン・アリソン の日本での自邸。 「 洋風長屋 」 旧ボシー邸 は元は2世帯が暮らせる 外国人向けの集合住宅。 玄関が向き合うように… 寄棟屋根に下見板張り、 白いオイルペンキ塗りの外壁。 そして「 旧フデセック邸 」。 英国館 と呼ばれる建物で、 裏手にはコロニアル様式の バルコニーがあるそうです。 英国館・洋館長屋・ベンの家は、 「3館スマイルパス」なるもので、 共通チケットがあります。 うろこの館グループ での ...

神戸北野異人館街へ② うろこの館

イメージ
北野の異人館街の 最も北側にある 「 うろこの家 」。 風見鶏の館とともに、 北野異人館の シンボル的な存在です。 神戸で最初に公開された 異人館。 インテリアも昔のままに、 保存されている数少ない 洋館とうこともあって、 国の登録有形文化財です。 外国人のための高級借家として、 もとは居留地に あったとか… その後居留地から北野町へ 外国人が移り住むようになって、 移築されてきました。 詳しい施工データは不明ですが、 明治後期の築とされています。 天然石の スレート で覆われた 建物の外壁が 魚のうろこ に 似ていることから「うろこの家」。 以前は中央の円筒形塔部は、 2階から螺旋階段で 3階の塔屋へと続いていたそうです。 板張りの腰壁が落ち着いた 雰囲気の廊下と階段。 最後の住人は明治33年来日の ドイツ教師E・ハリヤー氏の 子息 R・ハリヤー 氏。 旧ハリアー邸と呼ばれる由縁。 ロイヤル・コペンハーゲン 、 フランスの マイセン 、 アールヌーヴォーの ガレ や ティファニー の ガラス工芸も所狭しと。 こちらは「 王家の橇  (そり) 」 もともとあったものなのか?? ガラス貼りのベランダに 置かれていました。 なんとか工夫してのクーラー。 間取りはこんな感じです。 外観ではよくわかりませんが、 段差のある地形に沿うように 建てられているそうです。 隣接するように建てれたのが 「 うろこの館美術館 」。 マチス 『ニースの花』、 ビュッフェ 『アナベラ像』など、 近代・現代の人気作品がありました。 「うろこの家(旧ハリヤー邸)」 建築年:1868-1911年、1912-1925年移築 設計 :不明 構造 :木造2階建、瓦葺 所在地:神戸市中央区北野町2-20-4 【国 登録有形文化財】