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5月, 2016の投稿を表示しています

大学をあるく② 関西大学 関大のあゆみ

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「関西大学のあゆみ」のコーナー。 前身の「 関西法律学校 」は、 井上操、小倉久、堀田正忠らの司法官と 自由民権運動家の吉田一士によって、 1886年大阪京町堀の願宗寺において 設立と伝わります。 大阪控訴院長であった 児島惟謙 の胸像が、 簡文館の前にありました。 名誉校員として創立に参画、 監督的役割を果たしたと伝わります。 1928年築の旧図書館。 こちらも3階建て! こちらは卒業記念のオルゴール。 書庫のふたを開けると〜〜 学歌のメロディーが流れるとか… ようになっている。 こちらは 100周年ロゴとキャラクター。 大学ー学問ー知恵ぶくろ からくるとか、 「その透きとおるような  理知的な大きな目と  知識や情報を的確にとらえる  確かな耳に因んで、  若人のみずみずしい目と  耳で自分の生き方、  身の回りのものをみつめなおし、  肌で感じ、豊かな想像力を  学んでもらいたい。」とか… ただ単に「 フクロウ 」とか… 今だったたら「カン福ちゃん」とか、 ネーミングされていたかも。 関大といえば イワタマん 。 栄光の関大スポーツ史に 刻まれていました(・ω・)v

大学をあるく② 関西大学 千里山C 簡文館

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関西大学 千里山キャンパス に立つ、 円形型の建物。 円いという形態は ある意味関係したカタチ、 変更とか増築をすることは なかなか難しいものでもあります。 建物の名前は「 簡文館 」、 もとは図書館として建設。 広島の 世界平和記念聖堂 の 村野藤吾 さんの設計です。 「用途が変わるとそれに応じて、  必然的に改造を必要とするが、  それが難しい仕事になり、  無理を伴うことにもなる。  しかし一方、  円い建物は目立ちやすく  それ自体で  象徴性や記念性を持ちやすい。」 もとはもっと “ふんわり”と 高台に浮いていたような 感じだったそうです。 大規模な総合図書館の新設で、 千里山図書館は 1985年に考古学資料館、 1992年から 「 関西大学博物館 」に 役目を変えていました。 村野はこの大学の建築について、 こう述べていたそうです。 「マックスとして  学生の心理に影響するものは、  私なりに考えれば、  ソフトな壁の取り扱い」であり、 「光線を反射するような  面の取り方をしない  ということです。」 わざわざ粗面の セメントレンガ などを、 校舎の壁面に使っています。 時にはタイルの裏面の荒さを好んで、 わざと裏側を貼っていたりするのです。 廊下に使われている腰下壁も、 飽きのこないタイル面の 組み合わせが 実に絶妙です。 丸みの感じがヨス。 3階にはいると円形を感じます。 関西大学には 網干善教 さんという 考古学者がおられたこともあって、 大型埴輪がどーんと置かれていました。 円形ということで展示順路が 取りにくいのかしれませんが… ライティングのほのかな光が 落ち着きを添えていました。 青、緑、茶色の「 塩焼きタイル 」? によるモザイク装飾が彩りを添えます。 「塩焼きタイル」は、 まさしく釉薬に 食塩が使われています。 きめの粗いガラス状被膜が表面に、 塩焼きのことは別名 「食塩釉」とも呼ばれます。 円形は建物のなかの階段にも… 建物のエッジを 如何に ソフトに見せるか、 村野さんのこだわりが ここかしこにありました。 「関西大学 簡文館」 →関西大学博物館 建築年: 1955年(昭和30) 設計 : 村野藤吾/村野・森建築事務所  構造 : 鉄筋鉄骨

フジサンぬ (ナナゴウ) 一竹美術館

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河口湖湖畔最後に訪れたのは 辻が花染め を復活させた 久保田一竹 さんの 幻の辻が花染めコレクション を 今に伝える 「 一竹美術館 」へ。 「辻が花染め」の小裂を 東京国立博物館で見たことが キッカケとなり… まさに「辻が花」にのめりこみ、 60歳にしてようやく辿り着き、 「 一竹辻が花 」として開花されました。 「 辻が花染め 」とは… もとは庶民の小袖がスタートだけど、 武家に愛されたことで高級品に。 ただ工程に手間がかかるけれども、 後に登場した友禅の方が、 自由に絵画的表現ができるので、 取って代わられたと言われます。 くわしくは 美術館HP にて! ゲートはインドネシアかマレーシアか? 実はインドのお城に使われていた扉が 数種類組み合わせてとのまさにアート。 沖縄に訪れて インスピレーションを得たとか… どこか異空間に紛れ込んだよう。 アウディ 作品かとの錯覚に陥ります。 展示室は撮影☓でしたが、 喫茶室はOKでした。 樹齢1000年の ヒバ で作られた 本館は ピラミッド型のツクリ。 複雑な木組みのなかに一竹さんの、 ライフワークであった連作「 光響 」。 自然光で観てもらおうという 一竹さんの気概… きちっと受け継がれていました。 こちらは湖畔に立つ 「 河口湖円形ホール 」です。 収容人数100名! アコースティックな演奏会が 今でもおこなわれています。 軒下の造りにも センスの良さが光ります。 富士が見えると、 夕暮れ時はこんな感じだそうです。 富士山ぬ ホントありがとなし(・ω・)v

フジサンぬ (ロクゴウ) オルゴールの森

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河口湖湖畔には いろんなスポットがありますが、 異国風な街並みに富士が聳える 「 河口湖オルゴールの森 」では、 また一風変わった富士が愛でれます。 富士山なのにリトルヨーロッパ?? どこかのテーマパークに 紛れ込んだ感じです。 園内はまさに花ざかり(・ω・)v 彩り華やかでした… 奥のハープのようなのもオルゴール。 花は「 デルフィニューム 」かな? こちらは「 ゼラニューム 」?? オルガンホールの前では、 水と音との競演も繰り広げられます。 時計じかけの大掛かりな オルゴールでもあります。 まさにおとぎの国のようです。 バラが咲く6月には、 「オルゴールの森ファン」が 沢山やって来られるそうです。 一番の目玉は「 ダンスオルガン 」。 オルガンホール自体が オルガンに合わせ特別に デザインされています。 幅13メートル、高さ5メートル… もと置かれていたホールよりも、 ちょっと小さいということもあり、 迫力は倍増でした。 人形43体… 壁のも…ちゃ〜〜んと動いて、 しっかり演奏に参加します。 この少年?ちょっとセクシーです。 紙に穴が開いている 「 オルガニートシート 」は、 カードにあけられた穴が スターホイールといわれる 鋼鉄製のツメのある円盤が回り、 くし歯が弾き音を導く仕組み。 楽器や管を動かすパンチカードは、 穴の開いたロール紙を 織機 に 使用したことに始まります。 コンピュータプログラムの 初期のパンチカードは、 その元祖にあたります。 オルガン演奏のあとは、 生演奏を サンドアート とともに。 天気もいよいよ怪しくなって… カフェで 「 かぼちゃのポタージュほうとう 」 を食べ終わったころには… 裾野だけの富士山となりました(TOT)