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『日本の行く道』を往く(2)選択の歴史

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『日本の行く道』 を往く       の第二回目です。。 「人生というのは、無数の選択肢で出来上がっています。  歴史もも同じです。それで人は、  「あの時、違う選択をしていたらなー」などと  時々考えてしまいます。」 「もう一つの別の選択肢」 ということがあとから振り返れば、  クローズアップされることがあります。 虎次郎 の好きな野球も 「たらればは禁物」 と言われます。 野球でも人生でも歴史でも   「あの時こうしていたらなあ」 とは思うけれども、   その時に選択したことを活かすも殺すも、  これからの選択にかかっています。 今年のNHKの連続ドラマは幕末。 『篤姫』 には明治維新という日本の一大選択に 関わった人たちの人間模様が映し出されています。 「開国」 か 「攘夷」 かという選択は、   次第に必然となって 「開国」 に突き進んで行きます。 「明治維新という与野党逆転劇を成功させた立役者は、  野党である京都の朝廷側についた「与党内勢力」」 明治維新政府のど真ん中にいた「薩長」         と呼ばれる二藩は、 鎖国中に外国とドンパチをやった藩。  そして。。。 ボコボコにされた二藩でもありました。 橋本さん はこの明治維新という契機の 「選択」 に、 「開国」 による 「近代化」 の間に、 「戦争に負けた」 という要素を指摘されていました。 おそらく日本に限らず歴史の選択は、 「必然の選択」 であったのかも知れません。 虎次郎 は大学時代 歴史学を学びました。  正確には 「文化史学」 ですが。。。 これまでどんな選択をせざるを得なかったか! そして文化史とはそこにどんな営みの変化が あったのかを知りモノゴトへのアプローチの仕方を    学ぶ学問でした。。 橋本さん のコトバでしめておきます。 「「取捨選択の重要」という単純な事実に気づかず、  「進歩」という名の下に、我々は一切を投げ捨てて来たーー  それが「革命の時代」であり「理論の時代」であり  「科学技術の進歩の時代」だった、  ついこの間まで続いていた二十世紀だったのです。  「今までを再検討する必要がある」一言の中に、   実はこれだけの内実があるのです。」 これからどんな選択をするか!! そのことの大切さを知ることで、その後を大事にする。  そんな生き方をして行きたいと思います(・ω...

『日本の行く道』を往く(1)自立のイミ

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こないだの福岡遠征は往復ともに高速バスを 使ったのですが、、以外と消灯が早くて、、 以前紹介した 橋本治さん の 『日本の行く道』 を  読み切るつもりもままならず。。。 つい最近 読み終えました。。。 考えさせられる件(くだり)が多いので、 『日本の行く道』 を往く   はしばらく連載するかも。。   ということで(1)にしてみました。。 <<「自立」が社会を占拠する>>  というページにこうありました。 「今の日本社会の救いのなさは、  こうした「錯覚の自立」が  社会を占拠した結果だろうと思います。」 橋本さん は 「錯覚の自立」 を   「自立=自己責任=こっちは知らない」 という  構図が " 自立 " を取り巻く悲しい事情と。 「障害者自立支援法」 という法律にまで、   " 自立 " というコトバが出没しています。 「自立」っていうコトバさえ自立力を      無くしているかのよう。。。 「「自分で自分をなんとかしなくちゃ」の   方向にだけ行ってしまって、  「他人との関係をどうするか?」が   おろそかになりがちです。  だから「自分は自分なりにちゃんと      しているつもりだけど、      人間関係が不得意」という人が        増えてしまうのです。」  と。。。 虎次郎 は 「受け身」 という立ち方が嫌いで、  ついつい 「しゃべり続けてドツボに」 ってことに 「聞き上手」ってのが   ウケるのは分かっているのですが。。。 話が見えなくなってきました。    少しまとめますね。。 橋本さん が言われます。 「今の社会を作っている、  行き止まってしまった人間のありようを責めない」  そんなアプローチが必要だと。 これからどうするか?? それと「自分なりに」だけでなく人との関わりの中で  考えて行くことが求められているのだと。。 門純の路上で親しくなった方のミクシィブログに 秋葉原の事件のことが書かれていました。 「紙一重…  ホントこの言葉がピッタリの事件でした。  凶悪事件が頻発するこの世の中、  一体何がそうさせるのか改めて考えさせられます。  僕らがどうしようも無いことでも、  この日記に出会って下さった皆さんにも、  少しでも社会の在り方を考えるきっかけに      なったらなと...

サイクロンと四川の大地震。。。

サイクロンと四川の大地震。。。 「異常気象」とか「天変地異」とは  言っていられない地球の状況がありますが、、 日々 くらしているとクルマも使うし、 エアコンも動かしている。 これは 虎次郎 も右に倣ってしまっています。 そうペットボトルなどの包装資材に囲まれて・・・ アタマで考えるより “ うごく ” と思っても、 何から手を付けたらといっているうちに、 「とき」 だけはある意味平等に進んでいます。 エアコンの設定温度を二十八度にする  ということよりも、 エネルギー消費大国に伸し上がりつつある 中国などがたくさんのエアコンを回転させれば、     一台のエアコン二十八度よりも。。。 すでに人間社会では 「エアコンはコンピュータのため」 というところまで                 来ています。 『日本の行く道』  の著者である   橋本 治 さんの言われるところによると。。 「地球温暖化のための議定書に「京都」という  日本の地名が冠されていることと、  日本が「戦争放棄」を謳った条文のある  憲法をもているが重なっているのは、  偶然ではないはずです――     私はそのように思います。」 イマこの本を読んでいます。。。(・ω・)v