大大阪の大丸心斎橋ゆ その四 超百貨店へ
回顧展 も見ました。 地上七階建て…後年に8階が増築。 初期は下足預かりがあったそうです。 その直前の店内。 大正14年 大阪店劇場 京都伏見に呉服屋として開業、 この地に進出したのは享保11年、 1926年のことだそうです。 虎次郎の大大阪ガイドの定本 『 大大阪モダン建築 』にこうあります。 大大阪モダン建築 輝きの原点。 大阪モダンストリートを歩く。 「現在、 百貨店業界は大きな転換期を迎えている。 相次ぐ店舗の閉鎖や経営統合があり、 百貨店勃興期の名建築は老朽化と 床面積の不足で解体・建て替えが進められている。 対象的なデザインで大丸と肩を並べていた 村野藤吾によるそごうも、 現代的なビルに生まれ変わった。 幸い大丸大阪心斎橋に建て替えの 計画はないようだが、 やはり困難な舵取りを強いられるだろう。 いっそ床面積の狭さを活かして商品を絞り、 大丸のフラッグシップとして本物のなかの本物、 名品しか置かない 「超百貨店」を目指すというのはどうだろうか。 どれほど豪華な商品が並んでも、 決して建築が器負けすることはないのだから。」 大丸心斎橋がふたたび 「超百貨店」になることを願って 。