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世界遺産・石見銀山へ② 熊谷家住宅

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「 石見銀山資料館 」になってる 代官所跡附近は、 銀山を支えた御用商人たちの、 商家が並んでいている大森地区。 19世紀には最も有力な商家の一つの 熊谷家 は金融業などを営みながら、 町役人や代官所の御用商人も 務めていたようです。 銀山経営のほかに、 酒造業も生業としていたようで... こちらは大量に熱燗をつくる機械。 「 瓶燗機 」やそうです!! 現在の建物は  1800 年の大火後の再建だとか… 地下には金蔵ならぬ隠し金庫がありました。 2002年の保存修理工事に発見されたとか... 江戸幕府直轄領 であった 石見銀山御料における 家の 役職を示した主屋の平面構成です。 十 畳、九畳、八畳、 八畳、六畳、六畳からなる 広い座敷で、 郷宿 などに使われていたそうです。 こちらは1926年(大正11)に熊谷家に 嫁いできた ヒサ子さんの嫁入り道具。 幕末から明治初年の姿に復原された台所。 奥に見える 竈 (かまど) は今でも現役だそうです。 月に一度「 かまどの日 」という日には、 かまどに薪をくべ火を入れてはるそうです。 体験学習にも使われてるとか、 使ってこその民家なんですよね。 「熊谷家住宅」  島根県大田市大森町ハ63番地  休館日:毎月最終火曜日・年末年始

世界遺産・石見銀山へ① 城上神社

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島根県大田市ってとこに学校訪問したとき、 終業式中で2時間ほどマチができまして... 世界遺産マニアではないのですが、 せっかくなので駆け足で 「石見銀山」を見てきました(・ω・)v この龍は大森地区というとこの 「 城上神社 」の天井絵... 祭神は、 大物主命 (おおものぬしのみこと) 。 そう大黒さまなのです。 「きがみじんじゃ」と読むそうです。 重層式拝殿 といわれる様式で、 入母屋造りの瓦葺きという、 江戸の 亀井戸天満宮様式 の 建物になっています。 拝殿の鏡天井に描かれた 極彩色の天井絵は「 鳴き竜 」。 竜の頭らへんお下で手を叩くと... 竜が鳴き出します(・ω・)v 地元の絵師の 梶谷円林斉守休 (かじたにえんりんさいもりやす) の手によるもの描かれたのは、 寛政の大火後の1818年(文化15)とか... 左右に 格天井 があり、 紋づくし が描かれていました。 この家紋は当時建設に関わった 銀山や大森町の役人たちの家紋とか。 こちらは鹿の襖絵? こちらの絵馬には 赤蕪 が描かれています。 蕪をハートにみたたているようですね。   社殿の蟇股の彫刻は?? ひょっとして赤蕪? 「世界遺産・石見銀山へ」続きます!

日の本の夜を守る社 日御碕神社②

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日御碕神社 ふたたび。。。 「 蟇股 (かえるまた) 」と呼ばれる 水平の柱の間の部材兼飾りをドドンと... 栗鼠と葡萄 鯉さんもおりました。 狐だろうな・・・ 鹿 コウノトリ?いやウミネコかな?? 亀というか...吉祥の「 蓑亀 」 あの四神のひとつ「 玄武」 のもと。 松竹梅かな?? こちらは「 木鼻 」と呼ばれる 拝殿向拝支える柱飾り 実は日御碕神社の装飾彫刻は、 2006年にに社殿の修理に よって鮮やかに蘇ったのだそうです。 まさに今見ごろだったということ。 にょろにょろ 蛇 さん。 日光東照宮にもある 「見ざる 言わざる 聞かざる」の 猿もあったのだそうです。 早朝にバタバタと見たので撮れてない(;_;) 仕切り直しにふたたび訪れてみたいです。 最期に 筍を狙う虎 ちゃん(・ω・)v

日の本の夜を守る社 日御碕神社①

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6月に出雲にいったときのお話... 「 日の本の夜を守る 」といわれた 日御碕神社 。 島根半島の西端に位置するのですが、 早朝にお参りしてきました。 「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、 出雲の日御碕清江の浜に 日沈宮を建て日の本の夜を守らん」 との 神勅により祀られたのがはじまり。 現在の建物は徳川家光の命により、 松江藩主の 京極忠高 が 1634年(寛永11年)に着手、 1644年になって 松平直政 が完成させたものだそうです。 壁や木の切り口は白色で、 柱や横木が丹塗 (にぬ) り。 桃山時代の面影をそこかしこに残しています。 楼門をくぐってと右手にある小高いところ、 階段をあがるとそこに鎮座しているが 「 神の宮 」。 素盞嗚尊 (すさのおのみこと) がおられるところ。 ちなみに二つの本殿ともに、 拝殿と本殿が続く「 権現造り 」という様式です。 神社は下の宮「 日沈宮 (ひしずみのみや) 」と 上の宮「 神の宮 」という上下二社からなり、 総称して「 日御碕神社 」なんだとか。  楼門は修理中でしたが... こちらには水鳥の彫刻。  とにかく装飾彫刻が素晴らしいのです。     これはあの因幡の白兎の蒲の穂? 白馬も...  これは鹿ですね。 虎もいましたよ。 ちょっとノッポリしてて尻尾が妙に長い。 どちらも同じ時代の彫刻ですが... ちょっと社殿によって趣きが違います。 装飾彫刻はなんとその数100以上。 またゆるりと紹介していきます!!