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『小岩井農場』恋と宗教のはざま。。。

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「もしも正しいねがひに燃えて  じぶんとひとと万象といつしょに  至上福祉にいたらうとする  それをある宗教情操とするならば  そのねがひから砕けまたは疲れ  じぶんとそれからたつたも  ひとつのたましひと  完全そして永久にどこまでも  いつしょに行かうとする  この変態を恋愛といふ  そしてどこまでもその方向では  決して求め得られない  その恋愛の本質的な部分を  むりにもごまかし求め得やうとする  この傾向を性慾といふ 」 ちょっと訳の分からん文章ですし、 なしてこんなフレーズをと思われるかも。 この文章は 宮沢 賢治 『春と修羅』 に 収められた長編詩 「小岩井農場」 の一節です。 「恋愛関係」を持つ生物は人間だけである。 それだけの解説に留めておいた方が、 頭が痛くなることはないと思います。 小岩井農場って中学の修学旅行に行ったことがあります。 こんな大自然のなかで宮沢賢治って、 そんなムズカしいことを考えていたなんて、 当時は面白いちょっとけったいな童話とやらを 書く人だとしか思っていませんでした。 この年になってあらためて、 賢治にふれる機会があって、、 ふーんと感ずること多し。 そう言えばこないだ。。 恋はシタゴコロ、 愛はナカゴコロ という コトバを聞く機会がありました。 恋愛ってなんなんでしょう。 ちょっと寒いから変な感じです。 すぐなおりますし。。 なんじゃそりゃ(・ω・)v ←ランキングにポチットな(・ω・)v

賢治と絵本原画の世界

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神戸の大丸ミュージアムで 「絵で読む 宮沢賢治展  ―賢治と絵本原画の世界―」 が  夏休みの終わりごろからスタートします。。 宮沢 賢治 といえば 『銀河鉄道の夜』 を 挙げる 虎次郎 ですが、、 実は生前に出版されたのは、 『春と修羅』 と 『注文の多い料理店』 の、       わずか2冊のみ・・・・・ なくなられた後のいわゆる 「没後評価」 で、  多くの作品に多くの画家がの絵とあわさって、 創造力がより刺激され多くのシーンが描かれました。 絵柄によって物語の印象は変わるものですが。。 絵画作品としても面白い作品がならぶようです。 スズキコージ 「オツベルと象」  1993年、  くもん出版 和田誠 「注文の多い料理店」   2004年、   岩崎書店  賢治 の作品は童話でありますが、 決して 「ちゃん向け」 の児童文学ではありません。 幅広い年齢層に人気があるのは、 さまざまな生き物、時には 「モノ」 や 「現象」 にまで  その息吹を感じさせるところに理由が        潜んでいるのだと思います。 ところで、、、賢治 の作品に 「月夜のでんしんばしら」  というの知っていますか?  「ド ッ テ テ ド ッ テ テ ド ッ テ テ ド   で ん し ん ば し ら の ぐ ん た い は   は や さ せ か い に た ぐ ひ な し   ド ッ テ テ ド ッ テ テ ド ッ テ テ ド   で ん し ん ば し ら の ぐ ん た い は   き り つ せ か い に な ら び な し」 童話の世界の軍歌、、 ちょっと今の時代からすると違和感があります。 電信柱を軍隊のように見立てたのは 面白い着目ですが、 レーニン時代の社会主義の イメージを思わせます。 ロシア帝国はシベリヤに電信柱を走らせ、 その気候風土さえ操ろうと 真剣に考えていたことがあったようです。 宮沢 賢治 の研究家がいうに 思想の変化を感じさせる作品と  位置付けられています。 話がややこしくなってきました。。 うまく話がまとめられないので、 挿し絵の話にもどります。 こちらは、 虎次郎 が持っている 『宮沢賢治の魅力』 長岡輝子さんの 朗読の ジャケットです!! 童話らしい かわいら...

賢治のブルー

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宮沢 賢治 さん の代表作と言えば 『銀河鉄道の夜』 と      虎次郎 は思います。 2006年が 宮沢 賢治 さん の生誕百十年でした。  スタジオジブリの 『種山ヶ原の夜』 とか、 宇宙飛行士の 野口 聡一 さん の スペースシャトル への   『銀河鉄道の夜』 の直筆原稿コピー持ち込みなど、、 いろんなシーンで 宮沢 賢治 さん の スペースワールド に  引き込まれつつあります。 宇多田ヒカルさん が2006年6月リリースの   『ULTRA BLUE』 も 宮沢 賢治 さん の影響ありありだとか。。 いまやCD売り上げ枚数よりも  インターネットで音楽が売り買いがランキングされる時代。   まさに銀河を超えて。。        ということなのかも知れませんね。 ********************************** 私が青に対して持ってる、抱いてる恐怖感みたいな…のも受け入れた、みたいな。 宮沢賢治の『春と修羅』とか、心象スケッチ?っていう、 そういう自分の心の中の風景なんだけど、 外の実際の風景を歩いてる自分と重なるとか、箱の中の箱の中の箱みたいな風景なのね。 結局根底には青が、心の中の青があるの。 「ULTRA BLUE」っていうと、実際そういう色って、たしか(なにかの)名称であって、 たぶん機械とかよく使われるような青なんだろうけど、 私、いまだにそれが何色かわからないの。 でも、そのブルーのいろんな面だけバーってイメージで浮かんでくるから、 それで気に入っちゃって「カッコイイ! これしかない!」と思って。  (4年ぶり4枚目のアルバム『ULTRA BLUE』配信開始!        の MOOCS MAGazine より) 「MOOCS」とは?  ケータイをはじめとするSD-Audio(AAC)対応機器で楽しむ音楽配信サービス。  SDカードに「MOOCS MUSIC STORE」でダウンロード購入した楽曲、  あるいはCDから取り込んだ楽曲をいれて、ケータイなどで再生できるなんだとか。