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なごやの杜② 尾張東照宮

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那古野神社 と境内を接する 名古屋東照宮 は元和5年(1619)、 名古屋城 三の丸に建立されました。 尾張藩初代藩主の 徳川義直 は、 徳川家康を父に持つ人。 陸軍師団の 名古屋鎮台 が 城内設置されたことで、 1876年にこの地に遷座。 1652年に 万松寺 に建てられた 義直の正室 高原院の御霊屋 を、 1914年に 建中寺 に 移築されていたものを 1953に移築したものが 本殿とされています。 蟇股をはじめ 装飾彫刻 、 かなり損傷と剥落(T_T) きっと創建当時は、 極彩色に彩られて いたのでしょうね。 2018年に創建400年の 特別公開で内陣を 見せてもらえたそうです。 内陣天井画は、 狩野派の絵師 の手によるもの。 柱には 浅野家の家紋 が 見られるそうです。 こちら唐門… 本殿と透塀ともに 愛知県の重要文化財 です。 龍 こちらの蟇股も 彫刻が秀逸です。 天井には龍が 描かれていたのかも… 社務所には 東照宮祭山車絵馬 。 「名古屋東照宮祭礼図屏風」右隻 名古屋三大祭の1つ に 数えられていた「東照宮祭」。 屏風は個人蔵であったもので、 名古屋市蓬左文庫 で 2013年に公開されたものです。 「名古屋東照宮祭礼図屏風」右隻部分  長者町 道成寺車 倹約令の影響前の 祭礼のかたちを伝えるもので、 山車の曳手や梶取の衣装、 警護などの衣装や作り物が 往時のものを伝えています。 こちら復元された山車。 「 名古屋まつり 」の山車行列に 引き継がれています。 「名古屋東照宮祭礼図屏風」左隻 神輿を始め山車九両を列ね、 7千人近くが参加したとか… 東照宮 神輿 こんな土鈴もありました。 一富士二鷹三茄子 。

輝きふたたび上野東照宮

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日光東照宮 もお色直しが 終わったそうですが… 上野の東照宮 も キレーになってました。 こちら 2011年 に訪れたとき… 工事の幕が掛かってました。 改修は5年がかりだっとか… 往時の姿が蘇っていました。 透塀の菱格子の上下に 彫刻が施されています。 上欄には山野の動植物 下欄には海や川の動植物。 鮒? 雌雄、陰陽の姿が、 生き生きと… 鼠とアケビかな? アジサイ 猿 蟷螂こと「カマキリ」 寛永4年(1617年)に徳川家康の遺言により 天海僧正と藤堂高虎が 上野の藤堂家敷地内に造営したもの。 唐門の裏側には、 中国の「 諫鼓鳥 (かんこどり) 」 の故事に基づき、 鶏と太鼓 の透かし彫があります。 「余は皇帝であるが、  皇帝でも間違いは犯す。  余の政治が悪い時は、  遠慮なく指摘してほしい。  朝廷の門前に  太鼓を置いておくから、  余の政治が悪い時は、  だれでも太鼓を叩いてくれ」 という故事にもとります。 しかし政治がいいので太鼓は サッパリ叩かれることがない。 ついには鶏が住み着くように なったというとか。 天下泰平の願い が こめられています。 現存社殿は、慶安4年(1651年) 3代将軍 徳川家光 が大規模な 造営替えを行なったもので、 金色殿 と呼ばれています。 正式名称は東照宮なのですが、 他の東照宮と区別するため 上野東照宮 と称されています。 透塀彫刻は300点あるとか。 お守り売り場の裏や本殿裏と 右側面は見られないが、 ただただ圧巻されました。