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12月, 2010の投稿を表示しています

大大阪をあるく25 旧川崎貯蓄銀行 福島出張所

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こないだラバーダックを観た日は、 JRの東西線で神戸から帰ってきた。 新福島駅が中之島に 一番近そ~と思って 地上に上がると 「 イオニア式」の洋館が出現!! ちょっとビックリ!!! 国道2号線に面して洋館がたっとる。 「旧川崎貯蓄銀行 福島出張所」 あの 矢部又吉 氏 設計の銀行建築に、 遭遇することができた。 「堺筋倶楽部」 と同じ設計者。 同じ 川崎貯蓄銀行 の 建物やからよー似てる。 一瞬堺筋かと勘違いした。 こっちの元銀行のタテモノは、 カットソーテキスタイルの会社である 「ミナミ株式会社」 さんの大阪オフィス。 ところで 「イオニア式」 って、 ギリシアの神殿の三大様式の一つ。 あと二つが 「ドーリア式」と「コリント式」。 イオニア式の柱頭は 正面に対称に位置する渦巻きを 横に連結した装飾の下に 卵鏃文 (らんぞくもん)を配した 薄い装飾帯が見られるのが特徴。 卵鏃文ってのはタマゴと矢じり。。 正面に4本の柱がズドーンと、 ちっちゃいながらも 銀行建築の顔をみせていた。 「旧川崎貯蓄銀行 福島出張所」 「ミナミ株式会社」 建築年:1934年(昭和9) 構造:鉄筋コンクリート地上2階     地下1階建 設計:矢部又吉 【国登録有形文化財】

2010を辿る

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一年の計は元旦にあり ってコトバ。 一日の計は朝にあり   一年の計は元旦にあり   十年の計は樹を植えるにあり   百年の計は子を教えるにあり って中国の『月令広義』の一節が語源。 一日之計在晨 (一日の計は晨にあり) 一年之計在春 (一年の計は春にあり) 一生之計在勤 (一生の計は勤にあり) 一家之計在身 (一家の計は身にあり) 振り返ってみると1月にやってたことが まさにこの1年をあらわすようでもあります。 ちょっと早めの1年の振り返り。。 その一つが「洋館めぐり」 最近は大阪の洋館のことばかりを書いてて、 洋館ネタだけを独立させようかと 思ったりするけども、 でもこのままイキマスのでヨロシクです。 札幌、福岡、門司、名古屋、神戸、 そして地元大阪を楽しんでます。 ぶらり散歩道って感じです。 神戸の 異人館めぐり ってのを 来年はじっくりと訪ねてみたいと思います。 門司レトロの 「旧大阪商船」 その2 「大阪万博」 大阪の天満橋の 「EXPO カフェ」      との出会いもあり、 あの万博から40年経った今年は千里の地に 「EXPO'70パビリオン」 が誕生するなど、 まさに回顧ムードが高まった一年でありました。 犬山市の 「若い太陽の塔」 にも出会えました。 その3 3Dの映画たち 元旦に観た 「アバター」 を手始めに・・・ 数えてみると6本しか観てないのかと。 『ゴールデンスランバー』 『トイストーリー』 『トイストーリー2』 『人間失格』 『トイストーリー3』 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』 某雑誌では 「3Dテレビ不調の原因」 って、 読まなくてもコンテンツ不足だよね。 「映画の日」でも   割引のないのがサビシイ。 その4 野球徒然なるままに・・・ 今年もやっぱり虎観戦の1年。 福岡、広島、名古屋、そして札幌。 交流戦は5月から6月にかけてだから、 一気に球場巡りをコンプリートするのは、 ムズカシイけど来年は仙台かな? その5 美味しいもん巡り いろんなとこに行くと会える美味いもん。 札幌の 「ウニ」 門司港レトロの   「焼きカレー」 名古屋の   「ひつまぶし」 広島の 「つけそば」 そうそう大阪の ベジカフェ ってのも 美味しかった!! 食い過ぎたのは今年も変わらずか。。 ま

大大阪をあるく24 小川香料大阪支店

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「小川香料大阪支店」 小川香料は明治時代に大阪で創業し、 現在は本社は東京日本橋、 主に食品香料と香粧品香料を作ってる会社。 まさに匂いを操るパイオニアなんだそうだ。 丸みをおびた窓枠に窓庇が交差する、 庇がついたミニ 「高麗橋野村ビル」     といったところか。 玄関上部に見られる 八角形のステンドグラスは、 上品でかわいらしい雰囲気を漂わせる。 実はこの建物はあのインカ帝国風ビルの 「芝川ビル」 と同じ設計者の 本間乙彦 の手によるもの。 「小川香料大阪支店」 が建てられた 昭和初期の 大阪では、 古い町家や明治初期の近代建築が、 新旧交代 が急速に進んでいたようで、 「スクラップ・アンド・ビルド 」の 時代にありました。 庇のアールや茶色のタイルたち、 本間氏はあえて最先端を行くよりも、 昔を懐かしむ味わいを 加えていたように思えます。 「小川香料大阪支店」 建築年:1930年(昭和5) 鉄筋コンクリート造4階建 設計:本間乙彦

きらめく中之島

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今年の OSAKA 光のルネサンスは、 最終日に観てきた。。。 御堂筋イルミネーションは 来年の1月16日まで続くけれど。 まずは ウエストライトパークから。。 京阪中之島の改札口から続く 「中之島リバーウェーブ」 川の流れの中にいるようなイメージのイルミ。 大阪市立科学館の北側には、 今年は2月7日まで 「アイススケートリンク」がお目見え。 そのまわりを囲むのが 「 b.Friends (ビードットフレンズ)」という ニューヨーク生まれの巨大バルーンたち。 左から Fufufish(フフフィッシュ)、 Kurubo(クルボ)、Tento(テント)って 「フフフィッシュ」 ってヤツ。 どう見てもタラコ唇の セッキー にしか見えませぬが。 こちらは2012年に向け建て替え中の フェスティバルホールの 「牧神、音楽を楽しむの図」 。 かつてのレリーフは 信楽焼でできていたそうです。 2012 秋Début とありますが、 オリジナルはとある場所に 保管はされているものの、 レプリカが作成されたあとは、 粉砕処分されるとか。。。 ちょっとサビシイお話 大阪市役所の 「スターライト・シティ・スクエア」 「平和の鐘が奏でる水辺の四季」 ってお題の、 中之島公会堂は 「光絵画」が繰り広げられてました。 今年は寒いイルミ見学となりました。

大大阪をあるく23 芝川ビル

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「芝川ビル」 唐物貿易を営んだ豪商と知られる芝川家、 四代目当主の芝川又四郎氏は、 1923年の関東大震災を目のあたりにし、 「火事・地震に強い建物」をいうことで、 江戸時代から屋敷を構えていたこの地に 「 芝蘭社 (しらんしゃ) 家政学園 」という 学校を立ち上げた。 自由でハイカラな校舎の地下には、 本格的な調理設備を備えた 調理自習室もあったらしい。 “古代南米風” の装飾には 竜山石 (たつやまいし)と呼ばれる 溶結凝灰岩が使われており、 アメリカで当時流行していた マヤ・インカ文明 を思わせる装飾が そこかしこに施されている。 カタツムリの行列。。。 一時期は 来訪者が増えて、 なかには取り外して持って 帰ってしまうなんて輩がいたとか? そんなこともあって 一時期倉庫にお蔵入りになっていたとか。 ここのビルオーナーの 芝川能一 さんは、 単なる賃貸ビルとして 管理運用されていたのだという。 最近になり若い近代建築愛好家たちが このビルをフィールドに 研究活動をしてるのに影響を受け、 「芝川ビル」 そのものを、 ブランドとして磨き続けていこうと決意。 保管させていた手すり装飾は、 2010年の3月にあえて 不足分を新たに作り直してまで、 すべて階段に戻し固定されたのだそうだ。 ちなみに芝川ビルは、 名村造船所跡地でのアート活動や フローティングハウスの提案、 そしてあの虎次郎お気に入り 「ラバーダック」 を連れてきたのは 千島土地 さんなのである。 というわけで 「 OSAKA光のルネサンス2010」 の 仕掛け人として建物のライトアップも。 「芝川ビル」 1927年(昭和2) 鉄筋コンクリート造4階建 地下1階 設計:澁谷五郎、本間乙彦 【国登録有形文化財】 芝川ビルのサイト

50ヤードの甲子園??

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寒風吹きすさぶ中。。。 甲子園の グラウンドウォークに行ってきました。 今日の10:50集合の組でして、 受付を済ませると整理番号25C2。 一塁アルプススタンドでしばし。。。 説明というより時間調整??って感じ。 その頃から小雪が舞いだしました。 高校野球の入場行進ばりにサイレンがなり、 ♫ああ青春は君に輝く〜〜 ベンチには入れずなので、ロープを隔てて。 スポットクーラーが時代を感じさせる。 バッターボックスのあたり。 「土は持ち帰らない」 「芝生も抜かない」って注意がありましたが、 土は冬だからだと思いますがカチカチでした。 マウンドにも近寄れず。 ちょっと低いようにも思うのは気のせいか。 外野エリアに移動する時間帯に吹雪のよう。 こんな風景の甲子園はあまり見かけませんね。 実は12月19日には早稲田と立命の 甲子園ボウルが行われていたので、 50ヤードがくっきりと。。 なんかスポーツテストのグランドみたい。 ちょっとザンネン。。 芝生もここかしこに熱戦が刻まれていましたが、 青々とした冬芝は間近に見ると感激しました。 芝生エリアにはリリーフカーや 選手のボードマネキンが置かれていました。 お立ち台でパチリ。。。 39プロコレです。 バックスクリーンから退場。。。 なぜか青空が覗くのはなしてか?? こないがゲットした39のキャーヘル。 限定のサイン入りです。 ちょっと自慢気に持ち込んだ。