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日本はきもの博物館「下駄づくり」編

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「 日本はきもの博物館 」ってのは、 日本で唯一の 履物専門博物館 なのだが、 この 福山 の地にコアなミュージアムがあるのは、 「 下駄は桐下駄 」という概念をうちやぶって、 量産のきっかけを作った 丸山茂助 さんの     工場が立っていたからである。 桐に似た「 アブラギ 」って 雑木を 利用したのは この辺の地域が、 江戸初期から塩田が広がっていて、 その 製塩用燃料 として「アブラギ」が 使われていたからだそうです。 3号館の「 塩づくりと下駄づくり 」には、 コーナーには「 福山城 」にもあった 製塩関係の資料が並んでいる。 「アブラギ」は 山陰地方に産する 雑木で軽くて加工しやすかった。 そこに新たに開発した 糸鋸機 の導入が 庶民の下駄を広めることになったとのこと。 角を丸く削る機械とか… 鼻緒の孔を開ける機械とか… 関西と関東と微妙に位置が違うらしいです。 機械化による大量生産でピークとなった 昭和30年代頃には 年間5千6百万足の生産を      誇っていたのだと… そんな大衆下駄も、 さまざまな加工を施して バリエーションを増やしていったようです。 敷地内には「 職人長屋 」が  移築されていました。 1910年代に建てられて、 土地の人々は 丸山長屋 とよばれていて 60軒以上立ち並んでいたそうです。 仕上げ工たちはここに住んで、 工場から半製品を受けとって 完成品に仕上げていたそうです。 見ごたえたっぷりの 「 日本はきもの博物館 」レポはまだ続きます。

なつかしの記念メダル「刻印機」

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旅の自分土産といったら 「ペナント」「提灯」そして、 「 記念メダル 」ってのが王道です。 今はほとんど見かけなくなった 「 通行手形 」なんてのも虎次郎は、 収集していましたが… 最近の虎次郎は「記念メダル」に 絞って集めています。 「 まだしょうもないモノ集めてる 」と 家族にはいつも呆れられていますが… 今回の旅スポットでの 「記念メダル」のあれこれを… まずは「 福山城 」… 最上階にいわゆるツートップの 「販売機」と「 刻印機 」 が待ち構えていました。 「刻印機」は今や主流となった コンピュータ制御のやつ。 日付はその日のモノが付いて、 文字を入力するとレイアウトが、 モニターにイメージされる。 刻印はわずか 10秒ぐらいで出来上がる。 いざチャレンジと思ったら 「お城」のメダルが 売り切れている(涙) 城内の売店は閉まっているし… やむなくあきらめた。 情報によると 販売機 は 2、3個残して 売切れになる仕様 のようで、 開けてもらえれば残っている 可能性もあったそうです… 次回チャレンジのときは、 追加されていることを 願っておきます。 「 日本はきもの博物館 」には、 「記念メダル」がありました。 懐かしの「 ダイヤル式刻印機 」! 「販売機」はスペースの関係からか 置かれてないようです。 売店でメダルをゲットして… 店の人に 「やり方分かりますか」と、 でも虎次郎は 経験十分だから大丈夫なはず。 アルファベットと数字が印字された 大きな 黄色いダイヤル盤 とご対面。 「1」→「I(アイ)」 「0」→「O(オー)」 と共通やったりするので、 ちょっと慣れないと面食らう。 ダイヤルに指をかけてまわすのは、 在りし日の黒電話のよう。 一文字ずつ刻印するたびに 「ガチッ」と大きな音が響く。 でも小さい頃は間違えるのがイヤなので、 「 あえて刻印しなかったこと 」もある のが思い出されます。 今回は無事に刻印できました(・ω・)v 刻印の相場は だいだい「30円」くらい。 北海道だと 「100円」ってとこもあるみたい。 手塚治虫ワールド なんかは メダル購入で刻印無料になってるけど、 その分メダル代に含まれてるように思う。 ところで… 今回は自動の「刻印機」 を使わなかったのだが、 お金をいれると選ぶときに

広島の洋館をあるく 福山・マルヤマ商店事務所

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「日本はきもの博物館」 は、 下駄屋として名をはせた 後の丸山商店のオーナーとなった 初代 丸山茂助 氏の偉業を伝える場所。 二代目を継いだ 丸山松次郎 氏 が、 1922年に工場を新築したときに    建てられた事務所は、 いまは博物館に軒をならべる コーヒーハウス「 THE SABOT 」に 。 “ Sabot ” は オランダ語で木靴が “ サボ ”、 あの 「サボタージュ」 の     語源でもあるようです。 木靴を履いて仕事をすると 仕事の効率が落ちるためであるとか、 木靴で機械を蹴って 壊して仕事をしなかったとか、 説はいろいろあるようですが・・・  「日本はきもの博物館」所蔵のサボ ほぼ正方形の総二階建の洋館は、 石造を思わせるのだが、 モルタル左官のいいシゴト!! 木造建築でここまでの雰囲気を 醸しだすのは 大正モダンのなす技 です。 立派な 軒蛇腹 と パラペット 。 頂部には 「マルにヤマ」の社章 。 そして楕円形の メダリオン 。 バルコニー下に玄関があり、 このドアの上に1m近い白御影石の 大きなプレートが埋込まれている。 「丸山商店営業所」 って金箔文字は、 消えかかってはいるが、 大正時代のままであるそうです。 「 足あと広場 」を堪能したところで、 ちょうどお昼時だったので、 「 館内入口 」から中へ… 「 パニーニ 」っていう イタリア風ホットサンドのセットを… そして薫り抜群のブレンドコーヒー… お水が注がれてるグラスは、 なんと TAROさんのグラス(・ω・)v 「 グラス の底に顔が  あっても良いじゃないか」 の、 「 ロバートブラウン 」についていたモノ。 イマはネットで4,000円ぐらいで 取引されてるシロモノなんだが、 実物を手にして改めて欲しくなった!! そして「足あと広場」の原画でもある 《記念撮影 Memorial Photo》 の リトグラフも店内に掲げられていました。 「旧マルヤマ商店事務所」 日本はきもの博物館 コーヒーハウス・サボ 建築年:1922年(大正11) 木造二階建疑似石造 設計:長谷川建築事務所(大阪)

TAROアートを踏んできた!《足あと広場》

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広島・福山にある TAROの 《足あと広場》 ようやく念願 かなって踏んできた! ズムスタへの通り道だけど、 山陽本線の 松永駅 って駅は、 新幹線の「福山」と「新尾道」のほぼ中間にある… ちょっとアクセスがワルイので、 虎次郎号を出動 して観てきた。 《足あと広場》 ってのは、 広島県福山市松永町の 「日本はきもの博物館」 ってとこにある。 周辺の遊歩道には 「 足形のベンチ 」も見られ… 松永町 は 下駄の町!! 全国の60パーセントが ここで作られているとか。 いざ… 「はきもの」の殿堂 へ。 門をくぐるとお〜見えてきた!! 受付を過ぎると足元には 「 足あと広場 」まで足あとがペタペタと。 このマークも太郎さんの   デザインなのだろうか? 「はきものは、  しいたげられたものだけに興味がある」    と製作を引き受けた太郎さん。 足で踏むことができる作品 はここだけ! 朝から雨模様だった広島地方… 「足あと」たちもちょっとぬれてる。 博物館の人から 「タイルが滑るかも知れないので  気をつけてください」 と… 周りは人工芝で覆われている。 原色の細かいタイルで覆われていて、 「足あと」そのものに入っても 問題ないということだが… 2008年10月にリニューアルされて、 TAROカラーが復活したのだそうです。 親指のトコロにはベンチとテーブルがある。 別に座ってもいいそうです。 「男」と「女」の足あとをかたどったもので、 水をたたえている足あとが「女」です。 板付遺跡(福岡市)の水田からは 縄文人の足あとが発見され、 古代の文化を知る手がかりとなりましたが、 この足あとは、 「平和な未来」のためにのこす 私たちの足あとにかも知れません。 こっちが 水をたたえている     「 女 」の足あと。 黄色いところはやっぱ「 おっぱい 」やわ。 広場全体は幅7.5メートルで、 奥行き27メートルもあるので、 なかなか全体をカメラに収めるのは           ムズカシイ… 「日本はきもの博物館」の3階からでも、 「男」の足あとがようやく…       でも満足!満足!  「 日本はきもの博物館 」のHPより