岸和田モダンをあるく〜蛸地蔵駅

「岸和田モダンをあるく」 ラストは… 帰りしなに南海電車に乗った 本線 蛸地蔵駅舎 です。 大正末期に建てられた、 屋根が折れ曲がった妻面を 正面と左右に見せる洋風駅舎。 見どころは ステンドグラス 。 戦国時代に岸和田城主と 根来・雑賀衆の 岸和田合戦 が描かれています。 岸和田城は根来・雑賀衆に 攻められ落城寸前に、 その時、大蛸に乗った一人の法師と 数千の蛸 がどこからともなく現れ、 凄まじい勢いで敵兵をなぎ倒し、 城の危機を救ったというお話。 その数日後、 城の堀から矢傷・弾傷を 無数に負った地蔵が発見され、 城内に大切に収められました。 こちらが… 岸和田南町の「 天性寺 」に伝わる 「 蛸地蔵(聖地蔵尊)縁起絵巻 」。 見れるのは年に一度の 蛸地蔵「 千日大法会 」だけとか… ちなみに「 蛸断ち祈願 」という、 このお寺らしい願の掛け方。 お地蔵さまに願いが届いて、 ご多幸に恵まれる?? のやもしれません。 天井の照明に テラコッタ。 壁には陶板画がありました。 下り線の駅舎はこんな風でした。 「南海蛸地蔵駅舎」 建築年:1925年(大正14) 設計 :南海電気鉄道