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弥山・時の旅人4〜弥山と厳島神社のツナガリ

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弥山山頂への主なルートは2つあって、 帰りは「 大日堂 」ルートへ... もとともとは厳島神社の神護寺だったそうで、 ここもいわゆる明治の神仏分離令までは、 正月七日間は宮島全島の僧侶たちが、 弥山に登って国家隆昌の祈願した 道場であったそうです。 バテバテで行けなかったのだが、 弥山近くの「 御山神社 」には、 朱の社殿三社が一列に並んでいるとか。 厳島神社本社と同じ、 市杵嶋 (いちきしま) 姫、 田心 (たごり) 姫、瑞津 (たぎつ) 姫の 三神が祀つられているのだそうです。。 こちらは「 干満岩 」 岩の側面にあいた小さな穴の水が 潮の満ち引きにあわせ上下する巨岩だとか。 ただ標高約500mの地点というのに、 その水には塩分が含まれているという。 いまだ科学的な証明がされていないというから、 これは霊験とみるしかないのであります。  こちらは「 賽の河原 」 斜面に鎮座する巨大な岩の下に、 多くお地蔵様が祀られていました。 獅子岩駅にもどってロープウェイ駅上へ。。。 そこにあるのは「恋人の聖地」♡♡ 「消えずの霊火堂」にちなんだ... 「 誓いの火 」なんだそうです。 こちらはカップルでラブラブで もみじ饅頭を焼くというスポット... まさに商魂たくましい キューピットさまでございます。 虎次郎は厳島神社で世界平和を祈って... いざ腹ごしらえで参道の「 梅山 」さんへ。 「 牡蠣の塩辛 」を肴に宮島ビールを頂く。 そして名物・ 穴子飯 は、 清酒・弥山 とともに(・ω・)v 紹介した「 弥山へ…時の旅人 」 ネットでPDFで読めますよ!ぜひ!! ↑こちらをクリックしてみてね。

弥山・時の旅人3〜弥山山頂へ!

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「三鬼堂」をこえてさらなる高みへ! ロープウェイでみた景色とは 何処かチガウ雰囲気。 虎次郎...大汗でピントが アマアマなせいなのか? 「 観音堂 」にも巨石が迫ります。 ここかしこに祈りの場があり... まさに山岳信仰...修験の場であります。 ここが弥山山頂へあと一歩の 巨岩「 くぐり岩 」。 ここ数年の地震によって、 高さがだんだんと低くなってきたとか。 いつか閉ざされる日が来るのかもしれません。 いざ弥山山頂... 奥に見ゆるのは「 弥山展望台 」です。 なんとこの7月に グランドオープンしたそうです。 以前のはこんなボロボロやったそうで... ヘリを駆使して建て替えたのだとか... くわしくは次のサイトをみてくださ〜〜い。 疲れきっていて 縁側スペースで寝転がっていたんので、 カメラに写真が残っていなかった(;_;) 木質化された展望台のなかに居ると、 森林浴している気分になりますよ。 展望台がなくとも絶景三昧だったので、 3階に上がらなかったのですが… ここには今の天皇陛下が皇太子在位のころ、 訪れられたことがあるそうですよ。 

弥山・時の旅人2〜「きえずの火」へ

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弥山・時の旅人2… 消えずの霊火堂を訪ねるの巻 閼伽井堂をこえるとようやく見えてきたのが...   こちらが「 弥山本堂 」です。 本尊は虚空菩薩像 (こくうぼさつぞう) で、 不動明王と毘沙門天さんに護られていました。 そして弘法大師・空海さま。 本堂脇には「 錫杖 (しゃくじょう) の梅」。 弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、 梅の大木になったと伝わります。 不吉な兆しがあると咲かないとか。。。 「 中国醸造 」さんには 同名の梅酒 があります(・ω・)v あの 天満天神梅酒大会 に 出品されておりました。 そして向かいにあるのが「 霊火堂 」です。 こちらが「 きえずの火 」。 806年(大同元年)、このちに大聖院を開いた 弘法大師が修行の際に焚かれてから、 ず〜〜〜と途絶えることなく燃え続ける霊火。 この火で沸かした霊水は万病に効くとか。 「 心願成就 」の蝋燭を灯してきました。 堂内を黒煤と紫煙を 不動明王が護持されています。 実は、 広島・平和記念公園の「 平和の灯火 」は、 この「きえずの火」が元火なのです。 左手の階段の奥が「 三鬼堂 」。 全国でも珍しい鬼の神が祀られています。 虚空菩薩 の化身である「魔羅 (まら) 鬼神」、 大日如来 の化身「追帳 (ついちょう) 鬼神」、 そして 不動明王 の化身「時眉 (じびき) 鬼神」。 この三鬼神のもとに 全国の天狗たちが集るとか。 神通力をもって生きとし生けるもの、 森羅万象を加護していると言われています。  あの初代内閣総理大臣になった伊藤博文は、 弥山への信仰が厚かったとか。 なかでも三鬼堂への信仰は深かったそうですよ。 「弥山・時の旅人3」につづきます・・・

弥山・時の旅人1〜宮島ロープウェー

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紅葉谷公園を奥入るとある 「 宮島ロープウェー 」にて 弥山 へ。 ゴンドラ乗り場で こんなパンフレットが... 開けると少女マンガ… 4冊ありました! 循環式の紅葉谷~榧谷 (かやたに) 間は、 スキーのゴンドラリフト式。 1分間隔で定員8名です。  「 恋人の聖地 」のノボリがたつ。 宛てがったわけではないのに最近、 この手のスポットに縁があります。 榧谷 ~獅子岩 (ししいわ) 間は、 交走式で30人乗りで15分くらいでたどり着く。  獅子岩展望台にあがると まさに夏真っ盛りの空。 ここの岩にはいわゆる古代岩文字 「 ペトログラフ 」が刻まれています。 太古から信仰の山であったのだと。 遠くは 江田島 も見えました!!  眼下には瀬戸内海の島々...  これぞ瀬戸内って風景でした。 目指すは 弥山 ...  ロープウェーで行ける山だからって、 高をくくっていました。 暑さとともに急勾配が 虎次郎の体力を消耗させます。 アップダウンの途中にあった 「 閼伽井堂 (あかいどう) 」。 1200年前、弘法大師が100日間の 求聞持 (ぐもんじ) の修法をおこなったとき、 使われたという再浄水、 すなわり閼伽水が出る井戸の覆堂。 弥山は 弘法大師・空海 が 遣唐使の使命を終えて、 京の都に帰る806年に 開創した霊山なのです。 それでは… 『 弥山・時の旅人 』をたどります。