京都の夏旅〜並河靖之邸

「 京の夏の旅2016 」 平安神宮近くの 「 並河家住宅 」さんへ。 今話題の超絶技巧の七宝作品が、 「 並河靖之七宝記念館 」ズラリと。 並河靖之 さんは、 明治大正期に活躍の 帝室技芸員の七宝家です。 こないだやってた 『美の巨人たち〜二人のナミカワ』 のお一方。 七宝焼は撮影NGですので、 こちらはパンフから〜 「 芙蓉撫子蝶文水注 」 こちらはパンフ表紙より 邸宅は国の登録有形文化財。 七代目・ 小川治兵衛 が 作庭のお庭が見所です。 「一文字手水鉢」 鞍馬石 で造られているのですが、 地面には直接置かれていません。 玄関の間 こちらが応接室 室内の意匠のあちこちに、 青蓮院 や 修学院離宮 などの 写しがみられます。 縁先は 総ガラス戸入り … 新時代の要素がみられます。 池の水は七宝の研磨用の 余水が用いられていて、 今に至ります。 琵琶湖疏水 を導水した池は、 この民家が初めてだそうです。 通り庭から天井の高い台所へ 「 駒寄せ 」 もとは馬を繋ぐためのもの、 二階の 虫籠窓 とともに 京町家らしいたたずまいです。 鬼瓦には 「 並 」の文字がみえました。 「旧並河靖之邸主屋」 ほか 竣工年:1894(明治28) 構造 :木造2階建 所在地:京都市東山区三条通北裏白川筋東入