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コンクリ寺を行くTOKYO 1 築地本願寺

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秋空のもと…東下り。 伊東忠太 さんの「 築地本願寺 」に 行ってきました。 インド風の意匠が用いられた理由。 それは 「 インドこそが仏教発祥の地である 」          という考えを、 建築で表現しようとしたからとか。 入口の両脇にある 羽の生えた 獅子 の像。 エジプトのスフィンクス? 実は 修景整備 とともに、 中央ドームもそこかしこで、 工事のバリカーがありました。 正面の扉の 法輪 もお色直し。 ローマ・ドリス式を思わせる円柱。 右手に太鼓楼… その上には伏鉢塔の継承… パゴタ形式の「 ラマ塔 」か? 東京でも屈指の大寺院に よここれまでの奇抜なデザインが 許されたものだと驚いてしまう。 何かと話題の多い「築地」。 「築地」とは… 江戸幕府から本堂再建のために 代替地として与えられた 海上を 埋立て造成した 「 築かれた土地 」から、 これが地名由来とされている。 入口の上にある ステンドグラスは 蓮の花 。 床のモザイクタイル。 内部空間は浄土真宗寺院の 伝統的な特徴である内陣の柱や梁、 欄間や須弥壇等に金箔貼り。 巨大な パイプオルガン は、 1970年に寄進されたものだそうだ。 一番見たかったのが、 奇想天外のイキモノたち… 怪獣・幻想動物は、 「 西本願寺伝道院 」とか、 「 祇園閣 」とか…。 こちらのは、 ちょっとリアルな造形でした。 インドでは太古より 神聖なる動物とされている「 牛 」。 ずっしりと重量感がある。 こちらは実は「 鳩 」。 「 三畜評樹 」という、 象と猿と鳥が樹木の高さを 評定するという仏教説話によると、 鳥が一番小さく非力なのに、 樹木の全体を見ることができる。 なかなか凛々しい。 こちらは「 馬 」と「 獅子 」。 工事中のため正面を拝めず(TOT) そして「 猿 」。 向拝から1階の休憩室へ降りる 階段の壁面にいるので、 こちらも上から(TOT) 堂内の四神のうち「 白虎 」。 「 玄武 」。 こちら手摺を食べる?「 グロテスク 」。 妖怪ブームで人気となったそうで...