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自転車のまち 堺を走る③ 自転車と古墳

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自転車レースの 「 ツアー・オブ・ジャパン 」は、 1996年にスタートしています。 日本ではまだまだ、 マイナースポーツですが、 世界三大スポーツイベントとは、 オリンピック、 サッカーのワールドカップに次ぎ、 1903年に始まった 自転車ロードレース 「 ツール・ド・フランス 」なのです。 1階にある「 見える収蔵庫 」、 1973年、日本の部品メーカーが 初めてヨーロッパの トップレースに挑戦。 スポンサー先のベルギー 「フランドリア」の チーム自転車がひしめく。 「 ツアー・オブ・ジャパン 」は 1996年にスタート。 第1ステージ は 大山古墳 を めぐるコースになっています。 2019シーズンはすでに終了、 5月19日に開催されました。 世界遺産登録の勧告直後に、 大仙公園で行われたました。 第1ステージ堺を制したのは、 岡 篤志 さんでした。 個人総合時間賞、ポイント賞、 新人賞と表彰台を独り占め。 かつては堺市南部の 泉北ニュータウン 周辺が コースだったそうです。 2009年から現在のコースに、 平均時速45キロの銀輪が 古墳をバックに駆け巡ります 。 こちらは博物館の駐輪場。 虎次郎の借りた レンタサイクル 。 「スポーツ車のとめかた」の案内、 後輪のところに溝がありました。 「 さかいコミュニティサイクル 」の ゆるキャラ…たぶん モズ が チャリンコに乗ってるんだろな。 「自転車と古墳」… 古墳めぐりには 断然 自転車が有効 です。 東西約15kmに約90基が散在、 かなりの健脚でも歩くのは オススメではありません。 というのも、 古墳って基本立入禁止なので、 見学に時間はかかりません 。 周囲も観光地化されていない、 駐車場がほとんど無い から、 マイカー利用も難しいのです。 「 サイクルポート 」は 堺東、堺、百舌鳥、中百舌鳥、 堺市などなど駅前に8カ所。 乗り捨てもできるのです。 1日 300円… 虎次郎は 5日 1,000円 の カードを持っています。 自転車博物館にはいろいろな コレクションがありますが… 懐かしいヤツ…発見! シフトチェンジの付いた 「 ジュニアスポーツ自転車 」 70~80年代に子供たちの 憧れの的でした。 ウィンカー が付いたり、 速度計、風速計… ライトがスーパーカーばりに 「 リトラクタブル...

自転車のまち 堺を走る② 堺と自転車

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なぜ堺で自転車? 日本では1900年前後から、 ハンドルやフレームなどの 部品製造が始まりました。 もともと欧州からの 輸入自転車の修理のため… 堺といえば… 鉄砲や包丁 、 それらの職人たちが 今風に言えば、 新規事業として参入 。 というのがキッカケでした。 第1次世界大戦で 輸入がストップすると、 国内の自転車生産が本格化。 第2次大戦では堺も焦土化… その中で 島野鉄工所 などの 被災は比較的小さかったそうで、 早く操業再開をされました。 ちなみに… 博物館は シマノ さんが設立、 前身は島野鉄工所です。 自転車をこぐ足を止めると、 後輪と連動していたペダルは、 空回りします。 下り坂で安全運転するには、 ペダルと後輪が連動しないように させることが必要です。 自転車に欠かせない重要部品、 その名は「 フリーホイール 」。 第1次大戦後の不況のさなか、 たった1台の旋盤で月三千枚の 「フリーホイール」を 生産した人がいました。 島野鉄工所の創業者、 島野庄三郎 さん。 1939年には月産10万枚、 市場シェア6割を記録と 『 シマノ70年史 』は伝えます。 第2次大戦後… 物資輸送を担って、 自転車需要が急拡大。 ちなみに… 中高時代の愛車 は、 これと同種… 「 氷屋チャリンコ 」! 理由はカラダが重いから(笑) その後… 70年代には国内生産940万台、 世帯普及率は約7割に上昇した。 部品生産では堺のシェアが、 ほぼ半分に達したそうです。 ただ80年代以降は円高不況、 割安な中国製に席巻され… シマノとしのぎを削った 企業たちが姿を消しました。 3階は自転車文化フロア、 触って試せる機能体感とか… こちら… リブダイナモ と ハブダイナモ を比べてみよう。 仕組みはこんな感じ… ※1 前輪の車軸まわり「 ハブ 」に 発電機があるので、 タイヤとの摩擦で回る リブダイナモに比べて、 ライトを付けても 重くなりません。 最近のは オートライト ! 無灯火で警察官に 停められるってことも なくなりましたね。 ※ ハブダイナモ については、  じしゃく忍法帳   第119回「自転車のハブダイナモと磁石」の巻  -車輪の中に格納された発電機- を参考にしました。

自転車のまち 堺を走る① 自転車のルーツ

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日本唯一の 自転車博物館 、 大仙公園 の一角にありました。 1992年4月に開館。 自転車部品メーカーの 株式会社 シマノ さんが設立。 シマノの本社があり、 自転車が 地場産業 ということで、 ここ堺市に建設されたもの。 そもそも自転車は誰が 発明したものか。 「1818年ごろドイツで生まれ、  フランスで育ち、  英国で成人になった」 、 博物館 事務局長の  長谷部雅幸 さんのコトバ。 ドイツの カール・ドライス男爵 が作った 世界初の自転車がコレ。 ペダルがなく、 足で地面を蹴って走らせた。 その名は「 ドライジーネ 」。 ペダルを回してこぐ 自転車が登場したのは、 1861年のこと。 工場で量産…自転車レースが 始まったのもこの頃、 「 ミショー型ボーンシェーカー 」。 その後速さを追求した結果、 前輪が巨大化 したのだ、 「 オーディナリー 」。 煙草を吹かす紳士。 片手ハンドルでゆったりと 漕ぐならよいのですが、 急ブレーキ をかけると 前方宙返り するとか… 乗り降りが難しく、 とても危険な存在でした。 前輪と後輪が同じ大きさ 「 セイフティーバイシクル 」。 1885年に登場!より安全に! こちら「 ミルク運搬車 」 1930年の オランダ 製、 平地が多い オランダだからこその一台。 今や自転車にもコンピュータ、 変速機やライトが自動化… さらに進化を続けています。 ※このブログは日本経済新聞  シリーズ「 自転車のまち 堺 」を参考にしました。