なごやの杜① 那古野神社


徳川家康は名古屋城築城を、
熱田台地北西角の
那古野城跡
選んだそうです。

『愛知縣神社名鑑』には、
ナゴノ」とフリガナ…元は
そう呼ばれていたのでしょうね。

1610年 名古屋城を築城にあたり、
いくつかの社を城外に
出すことになったそうです。

神意を問うために
引いた神籤…
うち天王社はに三度引いても
城外に出さずとの神託、
天王社はそのまま城内に
残されたのだそうです。

三の丸の郭内に取り込まれ
三之丸天王社」と
称されたそうです。
いまも隣に鎮座する
名古屋東照宮は、
「三之丸東照宮」も
境内を近くしていました。

ご祭神は、須佐之男神と、
須佐之男神と結ばれた
女神である奇稲田姫神です。
創建は平安時代の延喜11年、
当初は亀尾天王社と称しました。

戦国時代には合戦期に
社殿が焼失したものを、
織田信長の父の信秀により
再建されました。

明治維新に伴って一時、
須佐之男神社」に改称。
1876年にこの地に遷座、
そして1899年に
那古野神社と改称されました。

名古屋大空襲で社殿が焼失、
戦後に再建されました。
厄除けの公孫樹」は、
空襲後に新たに芽吹いた木、
昭和平成を超えて大樹へ。

境内社にある「福神社」。

腰に両刀を差し、
両手に玉を抱えた姿の
大国主命の像が
祀られているとか。

銀杏が美しい社のご祭神は、
金山比古大神金山比売大神
岐阜県に鎮座する南宮神社
分霊された「金山神社」。
金物鉄工業界の祖神として、
金物業、鉄工場、鋳造場の
経営者から崇敬をあつめ、
例祭「ふいご祭」が
執り行われるそうです。

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