いのちどぅ宝の島へ⑥ 斎場御嶽 vol.2 ウフグーイへ


御嶽の中心をなす
「大庫理」(ウフグーイ)
と呼ばれる拝所へ…

レンタカーでの旅と
高をくっていたので、
履きなれない靴が痛い(T_T)

斎場御嶽はとにかく広い…
雨が降ったあとの石畳、
挫けそうになったのですが、
奮起して…

ちなみにここ斎場御嶽は、
「琉球王国のグスク及び

      関連遺産群」
の一つなのです。
今帰仁城跡、座喜味城跡、
勝連城跡、中城城跡、
再建された首里城、
守礼門・歓会門・正殿など。

せーふぁ とは…
霊威の高い聖なる場所のこと。

ウフグーイのことに戻ります
「神歌を謡う神女たちに
 囲まれた聞得大君が、
 ここ大庫理の神座に
 着座すると、
 [久高島の外間ノロが]
 聖水を大君の額につけ
 御水撫(うびいなでぃ)をする。
 大君の頭上に玉御冠を乗せ、
 洗米を数粒つまみ、
「聞得大君美御すじ」
 唱えながら霊感づけをする。
 その瞬間、
 神女たちは総立ちとなって、
 今しも神となってニライへ
 旅立をする大君を祝福する
ヤラシクェーナ」の歓喜の
 大合唱とあいなる」※1

儀式の司祭は久高島のノロ、
斎場御嶽と久高島の関係の
深さを立証しています。

御門口に至るまでの参道、
歩きやすくするために
急斜面の部分には
琉球石灰岩の階段
連なっていたそうです。

沖縄戦の陣地と
使用されていたことや、
土砂崩れ被害で、
様相を変えていました。

「大庫理」を過ぎて突き当り
鍾乳石の垂れた巨岩「寄満」、
よりみつ とも ゆいんち とも。

寄満首里城にもある建物の名、
国王のために食事を作る
厨房のことだそうで、
国内外の海幸・山幸が
集まったそうでして、
豊穣の寄り満つる所」。

第二次世界大戦前まで、
年の吉兆を占う馬形の石
うまぐゎーいし」が
置かれていたとか。


斎場御嶽最終回 三角岩へ!!


※1『沖縄の聖地』むぎ社、1997年
   湧上 元雄, 大城 秀子 著

※このブログは
沖縄の聖地 御嶽: 神社の起源を問う」を参考にしました。

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