横浜・山手西洋館をあるく ベーリック・ホール
「横浜・山手西洋館をあるく」のクライマックス、
スパニッシュな洋館「ベーリック・ホール」。
去年の夏ごろに『美の巨人たち』で目にして、
こんな洋館が日本にあったことにビックリ!!
関内の洋館は見ていたけれど山手西洋館の
存在を知らなかったので是非にとも思い。
超強行スケジュールで
山手西洋館を駆け巡るろうと...
ふと思い立ってしまったである。
虎友からは「どちらがメインなの?」って、
「トラ観戦」がオマケのように見られていたよう...
虎次郎の洋館好きに火を付けた一軒が、
J.H.モーガンの設計のここ「ベリック邸」。
寄宿舎として使われていた頃から、
建築に興味のある人たちを中心に有名だったが、
深い木立に囲まれて周囲からその姿は見えず、
まさに幻の山手西洋館であったらしい。
みどころ満載なので『美の巨人たち』のビデオや
『横浜洋館散歩 山手とベイエリアを訪ねて』とか、
ネット情報とかでどこを見るかと予習万全!?
でも、いいモノを目前にすると結局バタバタして、
肝心のポイントがカメラに収まっていなかった。
ここ「ベリック邸」でも
ウェディング・パーティーの準備時間とかち合って、
1階の居間には立ち入ることができなかったし、
椰子と棕櫚(しゅろ)の前庭にもイスがずらりと...
明るいベージュの壁にはモルタルの鏝(こて)跡が
そのまま走らせてある洗い出し仕上げ。
「スタッコ仕上げ」というらしい...
玄関ポーチを赤いタイルで縁取られたアーチが三連。
屋根がつけられた高い煙突の下をライオンが守る。
壁面に造りつけの「壁泉(へきせん)」。
2階はプライベートスペースなのだが、
外観的にもかわいらしさが見られる。
「クワットレフォイル」と呼ばれる
四ツ葉の窓がアクセントを添える。
内部の写真はほとんど撮れなかったのだが、
いろんなところにも抽象化された
草花文様や幾何学文様のアイアンワークたち。
ライトアップもしてるとのことなので次回は
艶っぽい表情に出会う機会をぜひ持ちたいと願う。
横浜の歴史的建造物ポストカード
「セントジョセフ・ベーリックホール」
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「ベリック邸」
→ベーリック・ホール
建築年:1930年(昭和5)
構造:木造モルタル塗り2階建て、
地下1階:鉄筋コンクリート製
設計:J.H.モーガン
所在地:横浜市中区山手町72
【横浜市認定歴史的建造物】
※建物名をクリックすると
グーグルマップ「虎次郎の横浜洋館まっぷ」が見れます。