ながさき洋館めぐり 旧長崎地方裁判所長官舎


長崎地方裁判所の官舎の
旧長崎地方裁判所長官舎」。
原爆で数多くの建物が
失われたにもかかわらず、
居留地の外側の市街地に建てられた
洋風の官庁建築として
唯一残る貴重な建物だそうです。 
1883年(明治16)に長崎控訴裁判所の官舎として
当時の八百屋町1番地建てられたもの。
長崎控訴院に改称された後、
控訴院自身は1945年(昭和20)に
福岡に移転となったそうです。
伴ってこの建物も、
控訴院の官舎から長崎地方裁判所長の官舎に...

明治初期の典型的な擬洋風の官庁建築で、
下見板貼りの洋風建築に、
車寄せのある玄関ポーチは和風の破風
そして天井は格天井になっていました。

当時の日本における洋風建築の模索を
象徴しているのではないかと思います。

1979年(昭和54)に
グラバー園に一部を移築。
現在はレトロ写真館として
一般公開されています。
 
30分500円とお手頃な料金とか...

「旧長崎地方裁判所長官舎」
長崎控訴裁判所官舎→長崎控訴院官舎→
建築年:1883年(明治16)
構造:木造2階建、寄棟造
設計:不明
所在地:長崎市八百屋町33番(→グラバー園内)

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