見せ方の仕掛け。

奈良博の見せ方。。
今回の展示についてはこないだ
ブログにも書いたが近頃の展覧会。
その仕掛けには脱帽である。

そのなかで、
戒壇道場
実物資料による再現
  いうのがありました。

奈良時代の仏教界では、
授戒会で戒を授ける
師匠や高僧がそろわず、
まさしく鑑真和上の招請は、
これが大きな理由であったと
 考えられています。


鑑真和上展での戒壇道場再現
戒師は「覚盛上人」
仏具なども配置されていて、
こんな展示ははじめての体験でした。



覚盛上人坐像
(かくじょうしょうにんざぞう)
(重要文化財)
 木造 彩色 室町時代











『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)には、
平安、鎌倉の時代を経て、
自誓(じせい)授戒によってそれを
再興したのが「覚盛上人」その人であったと
 記録されています。
唐招提寺の中興の祖
  として言われるゆえんです。


博物館では遠くにありましたが、
独特の垂れ下がった眉毛と
カッと見開いた目、
特色ある表情は
覚盛上人の人柄が
 うかがえました。



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