「大阪の風景」のある時代

大阪の風景で思い出すもの、、
おそらく多くの人が
一番に思い描くのは、
道頓堀の電飾、、
そして
「くいだおれ太郎」
    かも知れません。









カニフグタコ、、といってほとんどは
大阪から遠い港で水揚げされた
海鮮たちのオブジェ???


あとは大阪城通天閣、、、
ようやくその次あたりに大阪を知る人は
中之島の建物を頭に描くことによって、
「大阪の風景」
  に仕上げるのかもしれません。

その「中之島4丁目」という地に
大阪市が建設を計画している近代美術館
準備室である心斎橋展示室で、
コレクションの意気込みを感じさせる

    展覧会が行われています。

小出 楢重 さんら
大阪をベースにしていた洋画家たちは
さかんに欧州に飛び
  新しい美術の流れを追い、
また日本画家も新時代にふさわしい表現を
 模索して絵画の実験を試みられたといいます。



















国枝 金三 「都会風景」
  1927年・油彩


信濃橋洋画研究所というのが当時あったそうで、
その創立に
小出 楢重、鍋井 克之、黒田 重太郎ともに
参加していたのが 国枝 金三

二科展でも活躍した洋画家。
眺望をえがいたのは昭和2年にできた
美津濃運動用品店の屋上からの視点のようである。
そう ミズノの本店 と呼ばれるビルと同じところに
 建っていたようだ。


こちらは 青木宏峰 さんの
   「中之島風景」
大阪の風景画は夕暮れが多いというか、
そちらが夕暮れに映える街なのだろう。























揺らぐ水面をわずかな線描で表現、
福田 平八郎
「漣」
(さざなみ)も展示されます。
  フローリングのある家の
  パテーションなんかに
  使えそうなデザインです。




















「近代日本の美意識 ─人物と風景を描く─」


 7月5日(日)まで
 大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室
    出光ナガホリビル13階
    (心斎橋の東急ハンズの近くのビル)



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