<<独歩>>

千葉県出身の明治の小説家
 国木田 独歩
    を知っていますか?
詩人でもジャーナリストいや、
 マルチアナリストでも言うのか。
  信仰の人でもあった。

理想に生きる独歩だが、
理想の女性像も実にユニークだったようです。
「高潔、多感、真摯、
 無邪気にして且つ同情に富み、
 学と文とを兼て、恋愛の幽邃、
 哀深、悲壮にして、
 春月の如き消息を解する女性」


「幽邃(ゆうすい)」とは
 静寂と奥深さという意味らしい。
全体的に言葉が難しすぎる、、、
多感なヒトというのは虎次郎も頷ける。

「社会が何処にある。
 人間の誇り顔に伝唱する「歴史」が何処にある。
 此場所に於て、此時に於て、
 人はただ「生存」そのものの、
 自然の中に托されていることを感ずる。
 
 真理の研究、真理の伝播、これ吾が天職なり。
 風吹かば吹け、雨降らば降れ、
 政治家をして華麗なる舞台に舞はしめよ。
 文学者をして大家連の虚栄を追はしめよ。
 吾はただ此の天職に真一文字に進まんのみ。」

彼の著書『武蔵野』に書かれる一節だ。

実に難しい真理を説けばこうなるのか。
理(ことわり)をあらわすと、
求めれば求めるほどに暮夜けて来る。
伝えることの難しさに直面する。


ところで・・・・・
ビール好きの虎次郎に「独歩」という
岡山の穏やかな気候と美味しい水に
育まれた下面発酵ビールがやって来ました。




















↑「独歩」ビールの宮下酒造のHPへ




下面発酵とは、低温性酵母を使い、
低い温度で発酵させた長期間熟成させる
製造方法だそうでとにかく手間をかけたということになる。


中国宋代の
 禅僧無門 慧開(1183−1260)が 編んだ
公案集『無門関』の中にでてくるのが
  「独歩」というコトバ。

『無門関』に、
「大道無門(たいどうむもん)、
 千差路有り(せんしゃみちあり)
 此の関を透得せば(このかんをとうとくせば)、
 乾坤に独歩せん(けんこんにどっぽせん)」
    とあるそうです。

「大道(仏道)に入る門は無く、
 到るところが道なれば、
 無門の関を透過して、  
 あとは天下の一人旅である。」
   とすればいいか??


「独歩」禅宗に通ずる言葉でもあります。

ビールの方は
ドイツの「独」にもちなみに
    <<独歩>>

黒ビールのタイプ
「シュバルツタイプ」も、
 旨すぎて飲み過ぎの一年のご褒美です。


そいでもって
ビールと言えば、
やはりギョウザ
  ということで、
虎次郎の後輩が
やってる
天六の餃子の名店
「大来軒」の
餃子のナマを
買って来ました。





焼き具合も
上々!!
至福の年末
アー
美味しかった・・・





大来軒 のお店情報

 大阪府大阪市北区西天満5-16-12
  TEL     06-6364-2528
  営業時間 10:00〜22:00



←ランキングにポチットな(・ω・)v

このブログの人気の投稿

異界との出入り口《春日権現験記絵》

浦賀の湊てくてくvol.1 東叶神社

浦賀の湊てくてくvol.3 西叶神社

大阪のはしばしvol.11 瑞光寺のくじら橋

唐津くんちのヤマゴヤ