京もみぢ2022 大原三千院 聚碧園


大原三千院には出町柳駅前から
京都バスで行くしかありません。
超満員に揺られて辿り着く…
とにかく一本道なので
車で行くのははばかれるのです。
幼少ころには行ったらしいが、
記憶なく"初大原三千院"な感じ


♪ 女ひとり」の歌碑が立つ
道より10分ほど坂道をゆくと…

三千院の山号は"魚山"
門前に立つ小塙徳女の句碑、
魚山の名 ここに千年 冬木立
と刻まれています。
小塙(こはなわ)徳女は、
明治から昭和の女流俳人。
中国 山東省にある山名が"魚山"
魏の曹植は魚山を愛し、
終焉地と定めて墓を造営とか。
梵天の声を聞き音節を写し、
梵唄をつくったとの伝説
入唐した円仁が梵唄を
日本へ伝えたので、
天台宗の梵唄声明を魚山流という。
京都大原の来迎院がその本拠…
山号の由来とされています。
三千院の客殿でお抹茶をいただき、
"聚碧園" を臨む最上の席へ…
池泉観賞式の聚碧園、
東部は山畔を利用した上下二段式
南部は円形とひょうたん形の
池泉をむすんだ池庭を形成。
「見るたびに 袖こそ濡るれ桜花
 涙の種を 植えや置きけん」
老木"涙の桜"は室町期の
歌僧 頓阿上人が詠んだ一首に由来、
西行法師のお手植えとも…
大原の里は寒暖の差が大きく、
紅葉の色鮮やかさは格別に…
「ここにあるのは、
 美しいだけの秋ではありません。
 さっきは紅葉の中で、
 仏様と目が合ってしまいました。
 当分携帯は、
 切ったままにさせてください。
 あしからず。」
"そうだ 京都、行こう"…
JR東海のCMの頃と違い、
スマホでの電源は切られずに、
お庭は撮影可なので…
虎次郎はデジカメにて候。
江戸時代の茶人・金森宗和
庭を観て感動し改修され、
生まれ変わったと、
寺には伝わっています。
(三千院HPより)
客殿の襖絵は竹内栖鳳ら、
京都近代画壇の筆。





撮影 2022.11.19



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