ヨコハマは雨④ 情報はどこへ?日本新聞博物館
「横浜商工奨励館」は
現在 横浜情報文化センターとなっており、
その一角にあるのが「日本新聞博物館」。
実は横浜市は日刊新聞発祥の地でもあるのです。
明治3年12月(1871年1月)に創刊されたのが、
日本初の日刊新聞「横浜毎日新聞」。
それまでの冊子型新聞とは違って、
洋紙を使い活字で両面印刷したもの。
近代化の波が押し寄せるとともに
多くの新聞が創刊されました。
「八重の桜」で近頃登場している
同志社で学んだ徳富蘇峰(とくとみ そほう)も
1890年 2 月に『国民新聞』を創刊しています。
昭和になって軍部が台頭すると事情が一変。
5.15事件までは
反骨ジャーナリストがいたようですが、
情報局が一県一紙を目指す新聞統制...
情報が歪められ
さらなる泥沼に入っていきました。
敗戦後 ふたたび新聞が市民の手に...
茶の間にラジオも戻ってきて...
そして動くニュースが
手元に届けられるようになりました。
さらに電信技術は飛躍的に発展。
進歩は光のごとく進み、
新聞に“新鮮さ”が失われていく時代に...
朝の通勤電車でもほとんど
新聞を広げる姿を見かけなくなりましたね。
文字と写真を発信でき、
“みんなが記者”になれる時代。
特に新聞広告にも変化が…
週刊誌のタイトル、健康食品、
最近では一般紙でも“みなぎる精力”なんて
広告が踊っているのですから( ;∀;)
さらに広告収入が減って、
新聞とかテレビとか見る層が限られると...
読者の変化が逆に情報の偏りを
産んでしまうかもしれませんね。
『手塚山新聞』の
広告ページをつくってみました(笑)