ハマの洋館めぐり 北仲ブリック周辺
横浜の港は当時 日本の重要な国際産業の
一つであった生糸輸出の拠点でした。
「横浜市第二合同庁舎」になっているの、
「旧生糸検査所」をぐるりと
生糸倉庫群たちが取り囲んでいて、
生糸倉庫群たちが取り囲んでいて、
かつては「横浜の風景そのもの」であったようです。
「再開発計画」という名の無惨な姿をさらしていて、
一時期アートスペースとして「北仲ブリック」が、
あえて現状のまま保存されるとか...
遠藤於菟(えんどう おと)の設計により、
1926年(大正15)に横浜生糸検査所の
倉庫事務所として建てられたもの。
その後「帝蚕倉庫本社事務所」として使われ、
その看板が今も残る。
帝蚕倉庫群は横浜における震災復興建築のうち、
最大規模の複合施設となっていて、
レンガ貼りの柱型部分とセメントモルタル塗りの
外壁という意匠で統一されている。
2015年(平成17)に策定された
「北仲通地区まちづくりガイドライン」によると、
歴史的資産の活用をめざすとあるが...
どうするのだろうか?今後に注目である。
かつての「旧帝蚕ビルディング」 |
そしてこちらが「横浜生糸検査所」で、
新庁舎建築の際に耐震・耐久性の問題から
建物は一度解体されたが、
大規模に復元されて「横浜第2合同庁舎」に
明るい表情を添えている。
こちらは「横浜都市発展記念館」で買い求めた、
復刻された横浜名所ハガキより...
「横浜生糸検査所」
→横浜第2合同庁舎建築年:1926年(大正15)
増築:1931年(昭和6) 再建:1993年(平成5)
構造:鉄筋コンクリート造り4階建て
設計:[旧建物]遠藤於菟
ファサード保存
【横浜市認定歴史的建造物】
※建物名をクリックすると
グーグルマップ「虎次郎の横浜洋館まっぷ」が見れます。