ハマの洋館めぐり 横浜指路教会
明治維新より以前に夫人を伴って来日した
宣教師であり医師であったヘボン博士が
中心になって設立した教会「横浜指路教会」。
生麦事件で負傷したイギリス人の治療を
行ったのもヘボン博士なんだとか・・・
1874年にアメリカ長老教会の
ひさびさに学生時代以来の礼拝に参加!!
ヘボン博士は日本初の和英辞書を編纂して、
その後ローマ字表記の「ヘボン式」は、
ヘボン博士の和英辞書に使われた
日本語のアルファベット表記が
元になっているそうです。
関東大震災で倒壊したため、
1926年竹中工務店の設計により
現在の建物が建てられた。
正面の大きな尖頭アーチと柱列、
バラ窓が特徴である
ノートル・ダム大聖堂を思わせます。
入口右横にあるチャーチベルは、
20年ほど前の改修時に
鐘楼からここに移されたものたとか。
「指路」とは、
ヘボン博士がアメリカで属していた教会の愛称
「Shiloh Church」の「Shiloh=シロ」の当て字。
旧約聖書にある「平和を来らす者=メシア」と、
「古い時代の聖なる町」という
両方を示すに言葉なのだそうです。
「横浜指路教会」
建築年:1926年(大正15)
構造:鉄筋コンクリート造り3階建て
設計:竹中工務店
所在地:横浜市中区横浜市尾上町6-85
【横浜市認定歴史的建造物】
参考文献:横浜指路教会のHP
※建物名をクリックすると
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