『海賊とよばれた男』と仙厓
これくふて
茶のめ
…自信ないけどたぶんコレ。
一つの円輪を描いただけ
シンプルだけどまね出来ない。
禅の悟りと好んで描かれるが、
そこに達するのはいかに困難か。
ただ体得することが
いかに大変であろうと、
そこに重きはない。
それにとらわれていては、
本来の意味はわからない。
仙厓はそれを饅頭にたとえ、
茶とともに食べてみよと。
「仙厓そちらむひて
なにしやる」
仙厓さん、そちらを向いて
何しているのですか?・・・
あらぬ方向を向いて座禅する
師の姿は奇妙で不思議なもの。
光三さんが
この絵を愛していたのは、
自らを見つめるときに
アピールするのではなく、
秘めて境地を探っていたのでは?
自分の境遇に重ねていたのが、
この仙厓の絵なのだと思います。
「順境に悲観し、
逆境に居て楽観せよ」
というのがあります。
意気消沈している不況時代に、
意気消沈している不況時代に、
将来のために積極的に
いろんなことを
計画していたのです。
「逆境のときに立てた計画は
堅実で間違いない。
だから逆境のときに
計画をたてるのだ。」と。
身にしみる言葉です。
映画は封切り直後ですし、
ぜひ國岡鐵造を演じる
岡田くんのナリキリぶり、
しかと楽しみに。
そして社長室にかかる
仙厓の絵を探してみてください。