右近とガラシャの聖堂〜カトリック玉造教会

森の宮から玉造に上町台地の上を歩くと、
カトリック玉造教会」があります。

もともとの聖堂は1894年に建てられたのですが、
1945年の空襲で失われていて、
その後仮聖堂が建てられ、
現在あるのは1963年3月に生まれ変わったもの。
大阪大司教区の大司教座が置かれているので、
正式には
「大阪カテドラル聖マリア大聖堂」といいます。

聖堂前の左右には細川ガラシャ高山右近の石像。
 
中央には「無原罪の聖母(聖マリア)」の像。
ブルーのモザイクがキレイでした。

建築は住友銀行本店や芦屋教会なども手がけた、
長谷部鋭吉さんの設計によるものです。
以前紹介した「宇治電ビル」も彼の手によるもの。

こちらはガラシャの記念碑で没後350年を記念して、
1950年に建てられたものでだそうで、
細川家の家紋が刻まれています。

内部の堂本印象のガラシャ・右近の肖像画は、
現在撮影が禁止にされていましたが、
日曜日の礼拝の日でしたので、
ミサ前に内部を見せていただくことができました。

ファチマの聖母と羊飼い」の像。
大聖堂の西北にある「越中井」。
細川忠興の屋敷の台所にあったと伝えられています。

碑の正面は 徳富蘇峰の筆、
裏面にはガラシャ辞世の句。
ちるぬべき 時知りてこそ 世の中の
 花も花なれ 人も人なれ

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