「彼岸花」の奥深さについて。。

お彼岸にはご先祖さんの墓参りをしますね。
亡き父、祖父母、
そして虎次郎の家名を継ぐことを願った曾祖母の、
墓所は大阪市内にあります。
いつでも行ける場所にあるので年数回は訪れます。


この秋のお彼岸には行っていませんが、
また近いうちに訪れるかと思います。
























秋のお彼岸の時期に咲く花に「彼岸花」があります。
別名でマンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいいます。
学名の種小名である radiata は彼岸花の花の
  「放射状」という意味があります。
寂しげに咲く姿で家に持ち帰るべきでないとか言われますが、
毒があるからと忌み嫌うことが多かったようです。












こちらは虎次郎の
 母の描いた
 彼岸花です!!










最近はギリシャ語の リコリス というハイカラな名前で、
フラワーアレンジメントでは、赤系ピンク系と
 色で合わせることが多いようです。
ピンクのカーネションやバラなんかに囲まれると、
 違った印象を与えます。



水田の畦などによく見られるのは、
畦にモグラが穴を開けないように。
モグラが好む球根に毒性のあるリコリンという成分が、
彼岸花の球根や茎には含まれているそうです。
いわゆる「モグラ退治」には「彼岸花」という
 関係が成立していたんだということです。

それとこのリコリンという成分は、
でんぷんを多く含み水にさらすと毒抜きができるため、
いざという時の食用とされることがあったようです。



山口百恵さんの楽曲に『曼珠沙華』というのがあります。
作詩が 阿木 燿子 さん 作曲は 宇崎 竜童 さんの
 カップル楽曲の代表作のひとつです。

♪マンジューシャカ 恋する女は
 マンジューシャカ 罪作り
 命すべてを もやし尽すの

♪マンジューシャカ 恋する女は
 マンジューシャカ 罪作り
 白い夢さえ 真紅に染める









このウタには「曼珠沙華」の激しい情愛があふれています。



彼岸花の花言葉は
「悲しい思い出」「想うはあなた」
「また会う日を楽しみに」なんてのもあります。
彼岸花はソメイヨシノと同じで、
花と葉を同時に見せることがありません。
「葉は花を想い、花は葉を想う」というところから、
 韓国では「相思華」というそうで。。

お彼岸というのは仏教との関わりが大きいですが、
空から赤い花びらが降ってくるという意味の
「曼珠沙華」はいいことの前触れというイミ。
ギリシャ語のリコリスは海の女神から
   由来があるそうです。

ちなみに日本の彼岸花は実がつきませんが、
中国のものは染色体の関係で実がつくんだとか。
ところかわればずいぶん違うものです。




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