ウチナー・グスクを征く⑧ 今帰仁城その2


いよいよ城内へ…
今帰仁城に入るには、
グスク交流センター
あらかじめチケット
購入しなければなりません。

今帰仁城跡屋外模型には、
城の周辺にも遺跡が
点在していることが
よく分かります。

平郎門前にモギリがあり、
そこから中へはいります。

いよいよ城内へ…
今帰仁城の正門で、
『琉球国由来記』
「北山王者、本門、
 平郎門ヲ守護ス」

1900年代初め頃には、
すでに門は大きく
崩落していたことが
分かっていました。

現在見る門は戦後、
1962年 琉球政府時代に
修復されたものです。

門をはいると右手にあるのが
「大隅(ウーシミ)」

戦時に備え馬を養い、
城兵達の訓練場でした。

ここには城外への抜け穴
あるとの言い伝え…

こちらも発掘調査で発見、
鍾乳洞が確認されています。

平郎門から続く参道は、
戦前に地元民による
カンヒザクラの植栽
とともに整備されたもの。
7段5段3段の繰り返し、
設計者の提唱によるもので、
「七五三の階段」
呼ばれています。

戦後まもなく米軍車両
往来のため戦災文化財として、
文化財保護委員会の指導のもと
今見る階段に整備されたもの。

1980年の発掘調査で発見の
石敷きの旧道はこちら…

大きな岩盤の谷間が利用され、
道幅は狭く敵兵の侵入を
少数で留めさせるツクリです。

旧道手前には「カーザフ
カーは川や湧泉
ザフは迫(谷間)を意味します。

次はいよいよウーミャー?へ

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