かごしま洋館あるき② 鹿児島市庁舎本館


こちら鹿児島市庁舎
当時の庁舎スタイルを
踏襲しているのは、
大蔵省営繕管財局のよるところ。

尖塔を備えた左右対称の
まさに役所建築ではあるが、
当時の岩元市長の強い意向で、
ベースメント層を設けずに
道路から直に庁舎に入れる、
そんなプランニング。

ベースメントとは…
地階というか下部構造のこと。
バリアフリーとまでは、
行かないまでも
ストレートに庁舎に導く
ことを意図している。

車寄せの中には、
タイルで縁取りアーチ。

大河ドラマ館宣伝の横断幕。

壺をかたどったメダル装飾





中央部だけが残された
旧県庁舎とは違って、
創建当初からの幅広状態…

こちら中庭エリアより…
突き出した尖塔からは
市内が見渡せるのやも?
上部は島津十字をかたどった
テラコッタ装飾です。 

地下への階段を下りると。

如何にもという雰囲気、
奥には食堂があるようです。

中庭からの眺めると、
また違った粋な
フレーム付きの窓が連続。





さすがに本館だけでは、
市政は賄えないのでしょう。

2階部分は隣接庁舎と
繋げられていました。




玄関ホールに根をおろす
中央階段。



通気孔













階段踊り場から…




「鹿児島市庁舎本館」
竣工年:1937年(昭和12)
設計 :大蔵省営繕管財局工務部
構造 :鉄筋コンクリート造3階建(タイル貼)
所在地:鹿児島市山下町11-1
【国・登録有形文化財】

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