「てつのくじら」の呉をたずねて

こないだの広島遠征は初めて
海の街「呉」に行ってきました。
潜水艦と掃海を展示する
「海上自衛隊呉資料館」
「大和ミュージアム」が見どころ。



















「海上自衛隊呉資料館」は
愛称「てつのくじら館」
屋外展示されている「あきしお」
平成16年3月に除籍となって、
この呉の地に打ち上げられた巨大くじら。








←てつのくじら館の
 日本手ぬぐい





まさしく
「てつのくじら館」の名にふさわしい

全長76.2m、幅が9.9m、
深さが10.2mある。
ほぼジャンボジェットと同じ大きさらしい。
シロナガスクジラがだいたい30mまでなので、
ほぼ倍の大きさになる。
海のなかでであったら
「くじら」もビックリという巨体。



海上自衛隊の広報活動施設ということなので
入場は無料!
湾岸戦争などの機雷除去についての展示は、
地味な仕事ということもあってか、
ほとんどの人がスルーしていたように思う。
「明るく展示」するわけにも行かないので仕方ないか。
















掃海艇「あわしま」と「ははしま」に
搭載されていたフロートたち。

機雷と接触する役割を担わされているとは対照的に、
ユーモラスなペインティングが施されていた。















こちらが「あきしお」の士官寝室。
30年ほど前に修学旅行で乗った「日本海」の
三段ベットよりも狭く感じる。
体験スペースでは少年たちが半ば
強制的に寝さされてカメラに収まっていた。

















一日だけじゃないからね。
いかにこの狭いスペースで
心身ともに耐えれるかが勝負。
さすがに潜水艦に乗る人がホント
不足していて大変なのだそうです。
















給料はあのパイロットよりもいいらしいのですが、
でもここで見た少年たちは乗りたいと思うのかな~。
ちなみに潜水艦って世界レベルでも女性は、
乗り込んでいないとのことです。

ず~と夜のような生活で陸にあがったら、
いろんな意味でリバウンドがこわそうですね。


艦内にはソナー音が流れていて
雰囲気を出しているのはいいが。
ちびっ子たちはかなりビビっていました。

こちらが潜望鏡はなんとニコン製です。
ちなみに戦艦「大和」の大測距儀もニコン製
軍用光学兵器の分野には昔からニコンが
信頼されていたようです。


















「大和ミュージアム」のシンボルが
10分の1スケールの戦艦「大和」。



















なんと2億円以上をかけて作られたそうです。
製作費のすべては地元のある実業家の
寄付によってまかなわれたのだそうだ。


ちなみに実際の大和の建造費は、
当時のお金で1億40000万円程度と
推定されているが、
今ホンモノを作ると
100億円はくだないかもしれませぬ。

ちなみのこの10分の1スケールは全長が26.3m。
ちょっとしたプレジャーボートより大きい。
呉市で建造されたのだが
キッチり進水式も行われたのだという。

ホンモノの戦艦「大和」は沖縄決戦には
加われず海の藻くずとなっています。


















こちらは零式艦上戦闘機62型。
あの人間魚雷「回天」!!
一人ぼっちでこれで突っ込んでいくのって(涙)
生還不能の特攻専用機ですから。。。


















ところで少し前だが
「「回天」「桜花」キューピー販売中止 」って
記事が新聞を騒がせたことがあった。
ちなみに「桜花(おうか)」とは、
量産された航空特攻機で
機首部に大型の徹甲爆弾を搭載したもの、
目標付近まで母機で運んで切り離し、
その後は搭乗員が誘導して
目標に体当たりさせるという。

そんなご無体なって。。
でもそれが戦争ってこと。



そんな記事を知りつつも、
「大和キューピー」を
ゲットしまった虎次郎(汗)。











戦争の悲惨さや平和の大切さ・・・・
伝えた方は時と場所によって左右されるのか。
ぜひとも、
広島の「平和記念資料館」とセットで見てほしい。



  

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