サッポロ歩記6 札幌控訴院
"旧札幌控訴院庁舎"は、
サッポロの中心 大通公園の西端、
裁判所の移転に伴い、
1973年(昭和48)11月3日から、
札幌市資料館として使われている建物。
"札幌軟石"の建物として現存最大級のもの、
多彩な石加工技術がそこかしこに…
正面の外観は凹凸や装飾が少なく、
抑制されたデザイン。
外壁面は縦長の両開き窓や
屋根窓の配列は、
古典的なルネサンス様式が基調。
壁体を石と煉瓦の組積造とする一方で、
二階床は鉄筋コンクリート造、
新旧の構造技術を織り交ぜています。
設計は司法省会計課で、
設計担当者は浜野三郎とみられます。
建築に関わった建築業者や職人の名前が、
棟札によって確認されています。
正面中央の造形がユニーク…
目隠しをした姿は、
ギリシア神話に出てくる女神テミス、
女神の目隠しは[私見を挟まない]の意。
破風飾りにはかつての菊の御紋跡、
花の組紐に囲まれた対の鏡、
剣と秤などのモチーフなど多様な装飾、
秤は[公正] 剣は[正義]鏡は[真実]を表す。
八咫鏡モチーフも見られます。
外壁に使われた軟石のほとんどが
南区石山で産出される"札幌軟石"、
石山の採石場から馬車鉄道を使って運ばれ、
ビシャン仕上やツル目仕上※といった、
多様な仕上げ加工が施されています。
訪問したのは月曜日なので、
残念ながら休館日(T_T)
街づくりの歴史展示室、
地元出身の漫画家 おおば比呂司さん、
札幌夜学校の展示など…
次回訪問は見てみたいと!
ギリシア神話に出てくる女神テミス、
女神の目隠しは[私見を挟まない]の意。
破風飾りにはかつての菊の御紋跡、
花の組紐に囲まれた対の鏡、
剣と秤などのモチーフなど多様な装飾、
秤は[公正] 剣は[正義]鏡は[真実]を表す。
八咫鏡モチーフも見られます。
外壁に使われた軟石のほとんどが
南区石山で産出される"札幌軟石"、
石山の採石場から馬車鉄道を使って運ばれ、
ビシャン仕上やツル目仕上※といった、
多様な仕上げ加工が施されています。
訪問したのは月曜日なので、
残念ながら休館日(T_T)
街づくりの歴史展示室、
地元出身の漫画家 おおば比呂司さん、
札幌夜学校の展示など…
次回訪問は見てみたいと!
現存する唯一の控訴院の法廷も
公開されているそうです。
西側には札幌監獄があったとか…
こちら背面
中央階段はこの円筒にあるとか…
頂部の避雷針には星型
両翼にそれぞれ法廷があり、
こちらが民事法廷。
反対面には刑事法廷が置かれていました。
登録有形文化財ではあるとともに、
2020年12月23日には、
国の重要文化財に指定されています。
大通り公園にはさまざまな彫像、
佐藤忠良 作《若い女の像》
1984年設置でバラ園と控訴院との
コントラストがオモシロイ。
ジーンズを身に着けた女性の姿、
佐藤忠良さん自身が設置場所を選んだとか。
山田良定 作《湖風》
北洋相互銀行の本店ビル新築記念と
地下鉄東西線開通に合わせ、
1975年に設置されたもの。
「若者の心に湖のような清らかな
息吹きを感じてほしい」と。
西10丁目には北海道開拓の功労者二人、
こちらホーレス・ケプロン。
1871年(明治4)に開拓使の
教師頭取兼顧問として来日、
多くの外国人技師を指導し、
北海道開拓の基本方針を示した人。
黒田清隆は海外に渡り先進国から、
ケプロン、クラーク、ダンなどの
外国人を登用。
1982年(明治15)まで開拓使行政の
責任者として活躍しました。
さっぽろテレビ塔と《泉の像》、
元ニッカウヰスキー会長の
竹鶴政孝氏が1959年(昭和34) に
寄贈されたものです。
"三美神"のように美しいポーズの
踊り子達のまわりに花壇があって、
像が引き立てられています。
ヨーロッパの広場のような、
芸術的にも美しい様々な彫刻…
作者 本郷新は「前からそこに在った、
今も在り、明日もそこに在り続ける」、
彫刻の永遠性を強く意識していたとか。
本郷新さんの作品は 札幌グランドホテルにも。
《三人の像 -Lesson》
ホテルの開業は1934年のこと、
北海道庁、札幌市役所、札幌商工会議所、
三団体の発意で開業したことに、
ちなんだ像なんだそうでうす。
※"ビシャン仕上"は特殊なハンマーである
公開されているそうです。
西側には札幌監獄があったとか…
こちら背面
中央階段はこの円筒にあるとか…
頂部の避雷針には星型
両翼にそれぞれ法廷があり、
こちらが民事法廷。
反対面には刑事法廷が置かれていました。
登録有形文化財ではあるとともに、
2020年12月23日には、
国の重要文化財に指定されています。
大通り公園にはさまざまな彫像、
佐藤忠良 作《若い女の像》
1984年設置でバラ園と控訴院との
コントラストがオモシロイ。
ジーンズを身に着けた女性の姿、
佐藤忠良さん自身が設置場所を選んだとか。
山田良定 作《湖風》
北洋相互銀行の本店ビル新築記念と
地下鉄東西線開通に合わせ、
1975年に設置されたもの。
「若者の心に湖のような清らかな
息吹きを感じてほしい」と。
西10丁目には北海道開拓の功労者二人、
こちらホーレス・ケプロン。
1871年(明治4)に開拓使の
教師頭取兼顧問として来日、
多くの外国人技師を指導し、
北海道開拓の基本方針を示した人。
黒田清隆は海外に渡り先進国から、
ケプロン、クラーク、ダンなどの
外国人を登用。
1982年(明治15)まで開拓使行政の
責任者として活躍しました。
さっぽろテレビ塔と《泉の像》、
元ニッカウヰスキー会長の
竹鶴政孝氏が1959年(昭和34) に
寄贈されたものです。
"三美神"のように美しいポーズの
踊り子達のまわりに花壇があって、
像が引き立てられています。
ヨーロッパの広場のような、
芸術的にも美しい様々な彫刻…
作者 本郷新は「前からそこに在った、
今も在り、明日もそこに在り続ける」、
彫刻の永遠性を強く意識していたとか。
本郷新さんの作品は 札幌グランドホテルにも。
《三人の像 -Lesson》
ホテルの開業は1934年のこと、
北海道庁、札幌市役所、札幌商工会議所、
三団体の発意で開業したことに、
ちなんだ像なんだそうでうす。
※"ビシャン仕上"は特殊なハンマーである
ビシャンで石材の表面を叩いて
仕上げる仕上げ方法。
"ツル目仕上げ"も つるはしで斜めに
筋模様を付けた加工でその名に、
手堀をしていた時代に多く見られた仕上げ
手堀をしていた時代に多く見られた仕上げ
石の自然素材らしさが残される。
旧札幌控訴院庁舎の行き方
市営地下鉄:東西線「西11丁目駅」
1番出口より徒歩5分
札幌市中央区大通西13丁目
月曜日(祝休日の場合は翌平日)、
年末年始は休館、無料