瀬戸田をあるく~潮聲閣


耕三寺のなかにある潮聲閣
「ちょうせいかく」と読みます。

こちらの開館は10時から、
普段は別に見学料がいるのですが、
がんばろう広島観光キャンペーン
8月中は無料でみれました。

耕三寺見学先着15名への
オリジナル缶バッジも
もらいました。
こちらお城のような出で立ちの
潮聲文庫

外周には城門のあります。

書院造を主とした日本住宅と
西洋風住宅である洋館とを
複合させた昭和初期の邸宅建築。
耕三寺外周からみると
三角とんがりの洋館が見えます。
ポーチを持つ
鉄筋コンクリート造2階建。
金本福松氏は福岡県直方出身
余生を送る母親のために、
母の故郷である瀬戸田
建てた耕三寺、
その原点ともいうべき建造物。

こちら見学入り口の玄関
係の人がダイジェストで
案内してくれました。
坪庭をはさんで洋館と和館、
前面道路に平行に並んでいて、
昭和初期の邸宅の一般的な
スタイルが踏襲されています。

洋間の応接室。
調度類は超一級のものばかり。



随所にあるステンドグラス
秀逸なものばかり。


その奥には
大理石のお風呂…
浴槽は大きくはないが、
ガス湯沸かし式
浴室にある丸窓。

洋館玄関ポーチを室内から〜

外壁はスクラッチタイル
覆われています。
向かい側へ

老人室とよばれるこちらが
一番豪奢なつくりに。
用材・装飾ともに
最上級グレードなのです。
屋久杉や吉野杉などなど…
折上格天井も含め
一流の絵師によるものが、
散りばめられていました。
下の小襖
実は母が寝ているときも、
外の空気が通るように、
設えられているのです。

向かい側の洋室丸窓を望む。
唐破風の表玄関
そして仏間…
左側の仏壇がご母堂のもの。
耕三寺境内はこの奥に
広がっています。


「耕三寺潮聲閣」
竣工年:1929年
構造 :木造及び鉄筋コンクリート造
    平屋一部2階建、瓦葺、
所在地:尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
【国・登録有形文化財】

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