地鉄を征く〜三岐鉄道 三岐線②
三岐線のちょうど中間あたり
丹生川駅前にある
貨物鉄道博物館。
定期定期な開館日は月1回、
下調べをしていなかったんだけど、
開館日にピタリと。
日本鉄道が発注した
英国製の蒸気機関車
「B4形39号」。
こちらガソリン専用の
「日本石油輸送株式会社」と
綴られる石油系専用タンク車で、
1931年からの計621輌が製造の
15積2軸タンク車。
現在は40トン超えのボギー車※、
かつてはこの型が重宝されたとか。
連結注意と書かれるのは、
純アルミの貨車。
過酸化水素専用のタンク車、
過酸化水素を分解するのを
抑制する純アルミ。
アルミ缶でも知るように、
アルミは高価なのに強度が劣る、
でも安全性にはアルミが有効。
こちら旧関西鉄道の貨車。
日本で現存最古の貨車で、
もとは関西鉄道四日市工場で製造、
晩年は関東鉄道竜ヶ崎線の車庫で、
倉庫として使用されていたもの。
外国製の鋼材である刻印を残す。
博物館内に入ると、
略された三岐鉄道のマーク。
四日市のコンビナートを望む、
Nゲージのジオラマ。
終着点…
もとは旅客も旧国鉄富田駅発着、
近鉄連絡線建設には
富田駅前の商店街が反対したとか、
ただ近鉄富田駅利用客優位は歴然、
1985年に旅客列車は
近鉄富田駅発着に統一されました。
こちらは三岐線発起点、
三岐朝明信号場という場所。
ここから乗れるのかと信じて、
行ってみました。
いまは貨物のみ^^;
本社屋はここにありました。
Nゲージ模型たち
電気機関車も売ってます。
「シキ160形」
車体を二分割し、
中間に変圧器を組み付けて輸送の
吊掛式輸送貨車。
現存する吊掛式大物車では
国内最古で国立科学博物館の
「重要科学技術史資料」、
未来技術遺産登録車輌に
未来技術遺産登録車輌に
指定されています。
車体がよく回転でき、動揺も少ない。