熊本たてもの めぐりん② 第一銀行熊本支店


全国の第一銀行の設計を
手がけたと言われる
西村好時さんの初期の作、
連続するアーチ窓がヨス。

道路側の両端に塔屋を配す。



老朽化のため
1996年取り壊しの危機に直面、
市民団体の呼び掛けで保存。



今は空調機器の専門メーカーの
オフィスビルとして活用、
事前に予約すれば
内部も見せてもらえるらしい。

石と煉瓦で仕上げた外観、
内部には1・2階吹き抜けの
営業室が広がる。





坪井川(つぼいがわ)の、
川ぞいに立つ。



川に面しておそらく
地階があるようでして、
石組みで作られています。

架かる橋は
明十橋(めいじゅうばし)」、
明治10年(1877)の架設に因む。



このアーチ橋、
東京「日本橋」
皇居「二重橋」、
そして通潤橋を手がけた、
熊本出身の名石工の
橋本勘五郎(はしもと かんごろう)
手によるものなのです。
明治に入って往来が活発になり、
架橋が待ち望まれていたそうです。
あまり大きくはありません、
ただ頻繁な車の往来にも
耐えているのはサスガです。



近くに古い写真館…


「旧第一銀行熊本支店」
→ピーエス熊本センター
竣工年:1919年(大正8)
設計 :西村好時
構造 :鉄筋コンクリート造地上2階地下1階
所在地:熊本市中唐人町1
【国・登録有形文化財】

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