世界遺産・石見銀山へ③ 西性寺
大森地区の高台にある「西性寺」(さいしょうじ)。
1465年(寛正6) の創立と伝えられる寺院だが、
1465年(寛正6) の創立と伝えられる寺院だが、
もとは天台宗龍泉院、
のちに西善坊と称するようになったとか...
山門をくぐって
左手奥にある経典を納める蔵には、
その四面の壁に鳳凰・牡丹・菊をあしらった
「鏝絵」(こてえ)というのがあります。
大正時代中頃に「左官の神様」と尊敬された
左手奥にある経典を納める蔵には、
その四面の壁に鳳凰・牡丹・菊をあしらった
「鏝絵」(こてえ)というのがあります。
大正時代中頃に「左官の神様」と尊敬された
松浦栄吉 が 還暦を迎えたころのものだと...
壁と天井の境の飾りである
「蛇腹(じゃばら)」という左官技術だったのです。
彼は英国で習得した腕を買われて、
日本に呼び戻されたのだそうです。
大阪の郵政管理局や下関の山陽ホテルなども
手がけたと伝わります。
西性寺にこれがあるのは、
彼の菩提寺であるから...
本堂は1739年(元文4) の再建。