お猿さんは「アースノーマット」
絵巻物にはいろいろな動物が描かれていますが、
一番多く描かれているのは間違いなく「馬」。
合戦絵巻など武者が描かれる場面に馬は付きものだし、
いわゆる人力以外で頼っていたのは馬力なので、
当然のことかもしれません。
実はその馬に関係の深いのが「猿」。
厩の前には、首に紐を括り付けられた
猿の姿がたびたび登場する。
これは、猿には馬を病気やけがから守る
霊力があると信じられていたことに由来するらしく、
中国地方では、
厩の柱に猿の頭蓋骨やミイラ化した腕をかけて、
牛馬のお守りとしている所もあったようです。
「猿の護符」兵庫県金光寺跡で出土したもの
昭和初期まで農村で飼われる馬の鞍に
張るのは 猿の毛皮 であったり、
馬と猿との関わりは深かった。
厩のそばには 蚤取りを得意とする猿 をおくことで、
厩の虫害を防いでいたということ。
まさしくお猿さんは今で言う
「アースノーマット」の
役割を果たしていた てな話でござりました。。(・ω・)v
『一遍聖絵』 歓喜光寺本 第十巻 の
「備後国一の宮」の吉備津神社の門前の厩に猿
一番多く描かれているのは間違いなく「馬」。
合戦絵巻など武者が描かれる場面に馬は付きものだし、
いわゆる人力以外で頼っていたのは馬力なので、
当然のことかもしれません。
実はその馬に関係の深いのが「猿」。
厩の前には、首に紐を括り付けられた
猿の姿がたびたび登場する。
これは、猿には馬を病気やけがから守る
霊力があると信じられていたことに由来するらしく、
中国地方では、
厩の柱に猿の頭蓋骨やミイラ化した腕をかけて、
牛馬のお守りとしている所もあったようです。
「猿の護符」兵庫県金光寺跡で出土したもの
昭和初期まで農村で飼われる馬の鞍に
張るのは 猿の毛皮 であったり、
馬と猿との関わりは深かった。
厩のそばには 蚤取りを得意とする猿 をおくことで、
厩の虫害を防いでいたということ。
まさしくお猿さんは今で言う
「アースノーマット」の
役割を果たしていた てな話でござりました。。(・ω・)v
『一遍聖絵』 歓喜光寺本 第十巻 の
「備後国一の宮」の吉備津神社の門前の厩に猿