横浜市電保存館 をたずねる


ハマスタ遠征好きな虎次郎…
横浜観光スポットも行き尽くし感あり、

横浜市営交通の一日乗車券で行ける?
"滝頭"という場所にある
横浜市電保存館 へ行ってきました。
新幹線のEXを使ってると、
"EXみなとぶらりチケット"が買える。
発売は「EXご利用票」を見せると、
市営地下鉄 新横浜駅 窓口でゲット。

滝頭エリアへの〜〜
が気になりつつ

吉野町駅から程なく歩き"中村橋バス停"へ…

"滝頭"バス停からさらに歩いて到着。

市電が廃止された翌年1973年8月に
滝頭車両工場跡地に開館されたもの。

こちら横浜市電最後のポール
神奈川新町の国道15号線の歩道に
奇跡的に残っていたものだそうで、
横浜大空襲被弾の跡が残ります。

電停の看板とともに
ズラリと"ちんちん電車"たち。

1910年(明治3)営業開始…
その後 線路を延長していきました。
元町から現在の麦田町にかけての
トンネル工事が最大の難関。

急坂を超えれない路面電車に、
トンネルは必須でしたが、
初めてのトンネル工事に
「両方から掘って、真ん中で
 うまく結ばれるだろうか?」

そんな時代だったのです。

大正時代の終わり頃まで警察が
発行したのが「鑑札」というもの。
試験はなかったのですが、
乗務のときは常時携帯が
義務付けれらていてもので、
運転手も車掌も携帯していました。



横浜での関東大震災の被害は、
凄まじいものだったそうです。

1923.9.1 AM11:58 
市内は火の海となり、
道路も陥没したり傾いたり。
大地がウネリを上げていた…
飴のようにレールが曲がり、
架線も切れ下がる…
運転中の電車も含め
多くの車両が焼失しました。

震災の復興はすぐに…
1か月後には逞しく走り出したとか。

貨車を改造した屋根のない
「バラック電車」を18両急造。

保存館に残されているのは貨車。

500型
1928年に大量60両導入、
車内の大天井もアーチ型、
内幕板の押縁に木座は手彫り
震災復興の華やかな電車。



旧横浜駅東口大時計
1928年10月の駅完成時から
1979年2月まで、
東口正面で時を刻んできたとか。

1930年代になると市営バスが登場、
路線の拡大と車両が変化します。

1000型
震災復興事業である500型と
同時期に製造されたもの。
横浜市電としては初のボギー構造
従来の車両に比べ非常に大型の車体。

乗車定員が120名、
車体中央部にも扉が設けられた。

ただワンマン化改造はされなかったため、
1969年までに全車運用を離脱したとか…

1100型
1000型に続くボギー車だが、
当時流行だった流線型、
側面も袖を絞られています。
路面電車では珍しい座席は
クロスシートを備え、
"ロマンスカー"と称される花形


戦中期になってロングシートへと
変更されてしまったそうです。
使い勝手が良かったそうで、
全車ともワンマン化改造などを経て、
1972年の路線廃止まで継続使用に。

1945.5.29 横浜大空襲
市の42%が焼かれ2万人近く
死傷者があったといわれます。

同年4月から度々、空襲に見舞われます。
横浜市電の乗務員は、
乗客を避難させても電車を離れることは
許されませんでした。

1300型
1947年登場し一挙に30両が製造。
こちらは登場当時の塗装である、
水色と白のツートンカラーを
基調としたものに塗り替えたもの。

キリンビールの看板が多かった。



1951年登場の1500型は、
市電輸送のテコ入れを図るべく
日立製作所にて製造された車両は、
デザインに新機軸採用の主力で、
戦後の横浜市電を代表する車両
ワンマン化改造を受け多くの車両が
路線廃止まで残ったとか。
1600型は1957年製造された
中型ボギー車で定員100名。
出入口を後部乗降口を
中央寄りに移したバス型配置
車内はロングシートだが、
室内灯には大型の蛍光灯が採用
より明るい車内に…

間門電停本牧三渓園前を通る
市電5系統の終点。

11系統は蘆名橋をスタートし、
桜木町駅や横浜駅へ到達。

横浜市電保存館でありながら、
蘆名橋から先は国鉄根岸線で代替、
滝頭へは鉄道路線が整備されず、
市営バスが走るのみ。


帰りのバスに乗るとき、
"みなとぶらりチケット"使えるか?
運転手さんも困ってはりました。


郊外都市として再先発の発展を遂げ、
大通りと軌道もあっという間に
びっしりと建物に覆われ、
自動車が埋め尽くし、
過大に思われた余力が
時代の波の中で失われたのです。

エントランスにあっった
横浜三塔と横浜市電のジオラマ。
横浜市電が1972年という
早い時期に全廃されたのは、
横浜市発展があまりにも急激だった
から。

軌道が専用軌道であったならば、
都市交通として生きながられたかも…
坂と山手の多いYOKOHAMAでは、
今の選択しかなかったのでしょう。
2023年7月19日オープンの
ハマジオラマには、
大観覧車にランドマークタワー。

市電と市バスが併用されてる!

横浜三塔

JRが走り

新幹線の新横浜駅

そして地下鉄駅がみえる

山手の洋館

赤レンガハンマーヘッド

こんなに空いてないよね…

日本大通県庁前電停

かつてのキングの塔下を走るチン電



横浜によく来ると受付で話したら、
ポイントカードをもらいました。
貯まるとは思えないけど(苦笑)

トラキチの渡辺謙さんも
来たことあるとか…
地下鉄市バス乗り継ぎではないな。

横浜市電保存館
 開館時間 9:30〜17:00(入館16:30まで)
 休館日  毎週水曜日・木曜日
     (祝日開館、振替休館はなし)
      年末年始(12/29~1/3)
 最寄りのバス停は「市電保存館前」「滝頭」

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