黄・赤・青日記 第3回 大名のお庭
















広島では 広電電車が市民の足 になっています。
大阪、京都、神戸などの廃線からの
カムバック車両が顔をそろえています。
鉄ちゃんにはヨダレものなんでしょう。

支線でもある「白島線」には京都の市電
1900系で運行されています。
それぞれ愛称があり、
「東山」「桃山」「舞妓」「かも川」
「比叡」「西陣」「銀閣」「あらし山」
「清水」「金閣」「祇園」「大文字」
「嵯峨野」「平安」「鞍馬」など
 9000通の応募から選ばれたそうです。



















広島藩主 浅野長晟(ながあきら)が、
元和(げんな)6(1620)に
別邸の庭園として築成されたのが
   「縮景園」です。
「ひろでん電車」では「八丁堀」電停で
乗り換えて「縮景園前」で。
近くには広島城や県立美術館があります。






























昭和15年(1940)に浅野家から
広島県に寄付されたことで国の名勝に指定。
しかしながら原爆投下により壊滅状態に。
旧神田川である京橋川沿いにあることから、
原爆投下直後は多くの避難者が
   命を落した地でもあります。
大イチョウや「跨虹橋」(ここきょう)は、
   被爆に耐えて今に伝えています。
















「縮景園」とは、幾多の景勝を
聚め縮めて表現したことによる
  「回遊式庭園」

熊本の「水前寺 成趣園なんかも
       同じ類型にあります。
「縮景園」は中国杭州の西湖を模して
  縮景ともいわれています。














          「水前寺 成趣園」


福岡ドームに野球を観に行った時、
ナイターまで時間があったので、
熊本城まで足をのばしたことがありました。
駅までタクシーに乗ったんですが、
タクシーの運ちゃん曰く
「水前寺を見ずして熊本は離れんといて」と、
「まだまだ つばめ(特急の名)は次ので
 ナイターに間に合う」とまで言われて、
「水前寺 成趣園」に連れ込まれた(笑)
              があります。

富士山などもつくられ一周すると
  江戸に上るという疑似体験。
絶景のエエトコどりってことに、
淡路島の「淡路ワールドパーク」って、
それの世界版みたいなものですね。

















池の中央にかけられた「跨虹橋」は、
七代藩主 重晟(しげあきら)の時のもの。
東京 小石川 後楽園の「円月橋」につながる
 大胆奇抜なツクリです。






小石川後楽園
  「円月橋」




実はこのあと岡山 後楽園 にも行きまして、
そちらのレポは改めて。。。。


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