ナゴヤの洋館をたずねて 旧豊田佐助邸
















発明王 豊田佐吉の実弟の 豊田佐助 の自宅

「橦木館」と同じように
洋館と和館、庭園からなる大邸宅です。

豊田ファミリーの邸宅、
当時は長塀町に佐吉邸、
白壁町に喜一郎邸と利三郎邸がありました。
現存するのはこの佐助邸のみだけだそうです。

外装は白色の小口(こぐち)タイルで、
均質な素材の磁器タイルが用いられているそうです。
玄関ポーチの床もタイルで仕上げられています。































洋館の1階には応接間が3部屋もあります。
そのうち玄関左の重厚な雰囲気の洋間には、
蓮の蕾の形の照明が粋を感じさせます。

漆喰 天井の四隅に設けられた換気口には、
鶴が羽を広げ、亀が組合わさった
「とよた」の文字をデザイン。















かなり佐吉さんはこれが気に入っていたようで、
洋館の2階の座敷にも
同じデザインの襖絵があるそうですが。。。
   みつけられませんでした。
















西側の木造2階建の和風座敷で
構成する和館がつながっていました。
















「主屋を和風の建物とし、
 接客応接の場として洋館・洋室を
 付設したものが多くなっています。
 しかし、こうした一般的な 傾向に対して、
 三井、三菱などの大財閥の邸宅や、
 それに倣った旧諸戸邸などでは、
 洋館を主屋とした邸宅を構えています。
 この豊田佐助邸の構成は、
 新鋭実業家の心意気を示すもの
   であったと思われます」
  『東海の近代建築』より

















三菱など旧財閥による
豪奢な洋館中心の建築に拮抗したつくりは、
佐助の志を示すモノだと評されているそうです。

おとなりは陶磁器を輸出する
貿易商の邸宅「旧春田鉄次郎邸」
創作フランス料理「デュボネ」があり、
この日は結婚式をやっていて
「見学者ゾーン」も見られませんでした。
八×八で末広がりやしな〜〜(・ω・)v




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