京都のトク旅 2016〜宝蔵寺


生誕300年で盛り上がる
若冲ゆかりの 宝蔵寺へ。

宝蔵寺は伊藤若冲の家、
伊藤家の菩提寺なのです。

若冲が建てた父母と弟の墓石は、
寺の裏手の墓地で傷んでいたのを、
本堂前に移され、
覆いもつけられていました。



本堂は1932年に建立されたもの、
本尊 阿弥陀如来像
元禄13年(1700)の刻。

善導大師法然上人の像も、
本堂におられました。

伊藤若冲は正徳6年(1716)、
京都高倉錦小路南角の
青物問屋「桝屋」、
その三代目の長男として、
出生したそうです。

ブームの火付け役となった
「髑髏図」
漆黒の背景に二つの髑髏。
今年2月から、
紙朱印「髑髏スタンプ」
朱印帳は人気沸騰。
訪れた日はすでに朱印帳は売り切れでした。

こちらは住職も永らく贋作と
されながらも大事にされていた
「竹に雄鶏図」
印のみで署名がなかった、
という理由でもあった。

正面を向く雄鶏、
隣り合う墨と墨、
その間を白く残す
筋目描き(すじめがき)」は、
墨をコントロールした
若冲の筆にまちがいナシ。

若冲の弟の伊藤宗巌の
羅漢図」、号は白歳
 

 
若冲の弟子は
10人ほどいたとか…
所狭しと掛けられていました。

「宝蔵寺」
京都市中京区
 裏寺町通蛸薬師上ル裏寺町

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