蕪村のふるさと②〜蕪村公園

「 春風や 堤長うして 家遠し 」 淀川堤防上にある 蕪村句碑と生誕地の碑。 『 春風馬堤曲 』にある句は、 自筆を拡大して刻まれています。 初代句碑は 地元有志のものだったのですが、 淀川改修工事で一時的に 取り除かざるを得なくなったのを、 復活したのは1978年2月のこと。 ちなみに生誕地の碑は、 1979年3月に 大阪市が建てたもの。 蕪村は生前自らの出身地について ほとんど語らなかったそうです。 ただ唯一の例外… 「 馬堤は毛馬塘也則 (つつみなりすなわち) 余が故園也。 」の言葉。 ちなみに 毛馬 という地名は、 天正年間に織田氏がこの地に 毛馬城を築き布陣したこと、 古くは雑草の茂る毛志島と呼ばれ、 それがなまって毛馬???とか。 毛馬閘門の手前にひろがる 蕪村公園 には蕪村の句碑が並びます。 いくつかを・・・ 「 なの花や 月は東に 日は西に 」 訪れた頃… 紅梅が咲き誇っておりました。 「 春の海 終日のたり のたりかな 」 ついうとうとと気持ちよく 眠ってしまいそうな風景で 浮かんだ一句なのかもしれません。 こちらはボケの花。 「 鳥羽殿へ 五六騎いそぐ 野分哉 」 保元の乱の時、 崇徳上皇は鳥羽殿にあって 兵を挙げたが、 その鳥羽殿へ味方の兵が 馳せ参ずるさま。 「 夏河を越す うれしさよ 手に草履 」 「 夕風や 水青鷺の 脛をうつ 」 夕風が吹いている。 川面に青鷺が立っている。 夕風に吹かれて川は少し波立ち、 青鷺の脛 (はぎ) を 波がしきりと打っている。