2016年4月3日日曜日

蕪村のふるさと②〜蕪村公園


春風や 堤長うして 家遠し
淀川堤防上にある
蕪村句碑と生誕地の碑。
春風馬堤曲』にある句は、
自筆を拡大して刻まれています。

初代句碑は
地元有志のものだったのですが、
淀川改修工事で一時的に
取り除かざるを得なくなったのを、
復活したのは1978年2月のこと。

ちなみに生誕地の碑は、
1979年3月に
大阪市が建てたもの。

蕪村は生前自らの出身地について
ほとんど語らなかったそうです。
ただ唯一の例外…
馬堤は毛馬塘也則
 
(つつみなりすなわち)
 余が故園也。」の言葉。

ちなみに毛馬という地名は、
天正年間に織田氏がこの地に
毛馬城を築き布陣したこと、
古くは雑草の茂る毛志島と呼ばれ、
それがなまって毛馬???とか。




毛馬閘門の手前にひろがる
蕪村公園には蕪村の句碑が並びます。
いくつかを・・・


なの花や 月は東に 日は西に

訪れた頃…
紅梅が咲き誇っておりました。



春の海 終日のたり のたりかな

ついうとうとと気持ちよく
眠ってしまいそうな風景で
浮かんだ一句なのかもしれません。

こちらはボケの花。



鳥羽殿へ 五六騎いそぐ 野分哉

保元の乱の時、
崇徳上皇は鳥羽殿にあって
兵を挙げたが、
その鳥羽殿へ味方の兵が
馳せ参ずるさま。

夏河を越す うれしさよ 手に草履

夕風や 水青鷺の 脛をうつ

夕風が吹いている。
川面に青鷺が立っている。
夕風に吹かれて川は少し波立ち、
青鷺の脛
(はぎ)
波がしきりと打っている。