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祇園さんご朱印めぐり 前祭その弐

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蟷螂山(とうろうやま) 「蟷螂」とは カマキリ のこと。 ご朱印は町衆が親しみを込めて 「 先代さん 」と呼ぶ 大蟷螂のデザインです。 令和元年 山壹番  が、 やはりお目当て。 かつての御朱印には、 フリガナが「 かまきりやま 」と なっていたそうです。 かつて当町に住み、 足利義詮 に戦を挑んで 戦死した公卿・ 四条隆資 の戦いぶりが 勇猛果敢「 蟷螂の斧 」のよう。 四条家の御所車に 蟷螂を乗せて巡行、 そんなルーツにもとります。 祇園祭の山鉾のうち、 唯一 からくりで動く山 。 そんなこともあって、 高山祭 や 大津祭 の 曳山とも繋がりがあるとか。 「からからからくり   からくりおみくじ  カマキリおみくじ  どうどすえ♪」 実は復活は1981年のこと、 117年ぶりの再興でした。 蟷螂山(とうろうやま)  西洞院通四条上ル 蟷螂山町  御利益:疫病除け 綾傘鉾(あやがさほこ) こちらでは、 手書きのご朱印を戴きました。 ご朱印は、 焼失前の曳鉾 と 八坂神社の神紋。 もうひとつは 奉拝 大原大神宮 綾傘鉾 平安時代の「 風流傘 」の 形を残す鉾でしたが、 元治元年の大火により焼失。 1979年に古来の傘鉾の 復元再興を果たされました。 江戸時代の天保年間、 真木の代わりに綾傘を 立てる 小型の曳き鉾 に 改造されたこともあるとか。 そんな模型が会所に ありました。 おそらく四神 玄武 と 白虎 。 鳳凰 に 青龍 牛頭天王 が祀られます。 綾傘鉾(あやがさほこ)  綾小路通室町西入 善長寺町  御利益:疫病除け 四条傘鉾(しじょうかさほこ) 「四条傘鉾」に「福」、 そして「 令和 京都祇園祭 」 鉾の人が押してくれた、 そして 「四条傘鉾」の短冊 も、 貼ってもらいました。 これは、 傘の上の和松に添えられる 赤幣に因むもの だそうです。 綾傘鉾と同じく、 山鉾の古い形態を残す傘鉾。 明治初期まで巡行に 参加されていたのですが、 その後中絶… 復活されたのは1988年のこと。 四条傘鉾(しじょうかさほこ)  四条通西洞院西入 傘鉾町  御利益:厄除け・招福 鶏鉾(にわとりほこ) ご朱印は「鶏鉾」に鉾頭。 中国古代の五帝の一人・ 堯 (ぎょう)の時代、 天下が平和になって 訴訟用の太鼓 に苔が生え、 鶏が巣を作ったという 故事に因むもの。 鉾頭の

祇園さんご朱印めぐり 前祭その壱

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「 ご朱印あつめ 」 神社仏閣めぐりに 年々ヒートアップ してきていますが、 祇園祭 にも ご朱印 があります。 年々マニアも急増… ちょっと遠巻きに 見ていたのですが、 はじめての 「祇園さんのご朱印めぐり」 に 興じてみました。 菊水鉾(きくすいぼこ) ご朱印は菊水の文字を 菊水鉾の姿に 見立てた意匠です。 鉾の字は、 おそらく 月鉾 の見立て、 なかなかお洒落です。 鉾頭 には、 金色の透かし彫の 「 十六辨菊花 」。 町内「 菊水の井戸 」に因む という説と… 謡曲『 菊慈童 』に着想 という説があります。 菊水鉾(きくすいほこ)  室町通四条上ル 菊水鉾町  御利益:不老長寿 占出山(うらでやま) 別名「 鮎釣山 」と呼ばれる、 ご朱印にも2匹の鮎が泳ぐ。 神功皇后 の戦勝占いで、 鮎を釣り戦勝の兆という、 故事に因みます。 前懸・胴懸は 日本三景 の綴錦、 こちら「 松島 」。 「 天の橋立 」 そして「 宮島 」、 天保2年(1831)の作。 復元新調されたもので 巡行に臨まれす。 「 三韓征伐 」のときに、 肥前松浦で釣りをして 戦勝を占ったそうです。 吉兆あゆ 巡行順の早い年は、 お産が軽いとの言い伝え。 今年は遅かったのです(T_T) 占出山(うらでやま)  錦小路烏丸西入 占出山町  御利益:安産 岩戸山(いわとやま) 「 嵒(岩) 」と 松の葉 のデザインが秀逸。 「岩戸山」の字印は、 朱と墨で印す。 天の岩戸神話 を題材とし、 天照大神・ 手力男尊 … そして 伊弉諾尊 を 祀られます??? 実は一時期「 天の逆矛山 」と なったことがあって、 その名残として、 天の逆矛 を持った 伊弉諾尊がおられます。 山ではありますが、 囃子方 を伴って、 一見すると鉾と変わらない 曳き山 です。 見分け方は、 屋根の上に 鉾柱ではなく 、 真松 を立てているとこ。 岩戸山(いわとやま)  新町通高辻上ル 岩戸山町   御利益:疫病除け ※くじ取らず