唐津くんちのヤマゴヤ

唐津と言えば「唐津くんち」。
「くんち」とは諸説あるらしいが、
秋の収穫祭が行われる旧暦9月9日(重陽の節句)の
くにち」が語源だといわれているそうです。
唐津のくんちも唐津神社の秋季大祭。


唐津くんちで使われる曳山14台は
江戸末期から明治にかけて町人たちによるもの。
紙や粘土といったものを使って
漆の一閑張り」という技法で作られています。


「本体を木組みし粘土の原型や木型の上に
和紙を数百枚貼り重ね、麻布等を張り、
幾種類もの漆で塗り上げ、
金銀を施して仕上げたもの。」

と唐津市のサイトなんかには出てきます。
5番ヤマ(魚屋町)鯛
4番ヤマ(呉服町)源義経の兜












一番はじめに作られたのが「赤獅子」で
文政2年(1819)のことで、
そして15番目に明治9年(1876)に「七宝丸」。
ただ残念ながら紺屋町の「黒獅子」は明治の中頃に
破損してなくなってしまったそうです。


14番ヤマ(江川町)七宝丸












以前は各町内がそれぞれ曳山保管の曳山小屋
(ヤマゴヤ)を建てて格納していたそうですが、
1970年10月に曳山展示場が出来て、
「ヤマゴヤ」で一年中観ることができるのです。

6番ヤマ(大石町)鳳凰丸












8番ヤマ(本町)金獅子
2番ヤマ(中町)青獅子











絵葉書は一昔に訪れた時に買い求めたもので、
蒐集癖の対象であった虎次郎コレクションを
押入れから探し出したものです。

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