ハマの洋館めぐり 横浜税関庁舎

横浜の洋館...ひさしぶりに〜

赤レンガ倉庫から山下臨港線プロムナードを
たどると貴婦人「クイーン」の塔が聳える。

奥に見えるのは「キング」と呼ばれる
神奈川県庁本庁舎の塔が見ゆる。

なぜイスラム寺院風のドームなのかは不明だが、
南欧と東方文化が入り混じったロマネスク様式。

全体をクリーム色のスクラッチタイルで装う。
壁の星もまたイスラム風...

横浜税関資料展示室の入口には、
税関ゆるキャラの「カスタム君」が愛らしい。
神奈川運上所(うんじょうしょ)として
安政6年(1859)に開所して以来の
ハマの貿易の歴史が辿れる。

左が明治時代の税関職員の制服、
右は「運上所下番」のマネキン。
ちょっと表情がコワかった。

入港してくる船を意識して
中央に塔が配されていて、
大桟橋を見下ろ姿には気品がただよう。

正面に3連の大きな半円アーチが開かれた
海岸通り側の玄関も威厳のあるツクり。

そして昭和初期からのランドマークは、
開港広場あたりからも見つけることができ、
いまなお存在感を示している。
建築年:1934年(昭和9)
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て、塔屋付
設計:大蔵省営繕管財局工務部
【横浜市認定歴史的建造物】

横浜の歴史的建造物ポストカード「横浜税関庁舎」


※建物名をクリックすると
グーグルマップ「虎次郎の横浜洋館まっぷ」が見れます。



「横浜開港資料館旧館」の敷地内にあった
1885年に建てられ旧横浜税関の写真パネル。

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