髙島屋コレクション ローズちゃん
百貨店のマスコットっての
今は珍しくないけど、
おそらく一番歴史が古いのが、
髙島屋さんの「ローズちゃん」。
この懐かしい表情のお人形、
実はウチの家に何体かいてました。
なんばにある髙島屋 東別館が
すっきりリノベーションされて、
髙島屋史料館が復活されていました。
リニューアルオープンは、
昨年2020 年 1 月 のこととか…
ネットで確認すると記念展には
興味深いものがいくつもあって、
ちょっとザンネン(T_T)
コロナ感染対策サインもローズちゃん。
ずらりと並ぶローズちゃんコレクション。
1959年のクリスマスセールの
マスコット人形「ハッピーちゃん」が
そのルーツ…
ちょっとコミカルな感じ。
でも顔立ちは引き継いでいるかも。
1960年3月には、
今の天皇陛下である浩宮徳仁親王の
誕生日をお祝いにと、
「ラッキーちゃん」が作られたとか。
1962年からシンボルフラワーに
ちなんで「ローズちゃん」へ。
髙島屋といえば…バラの包装紙。
髙島屋の創業は1831年、
初代 飯田新七なる人物が、
京都で古着木綿商を
始めたことにルーツを持つ。
1896年には呉服店初の
ショーウインドーを設けたとか…
《紅萌黄段花菱亀甲打板模様厚板》
江戸
実は京都にいた祖父は、
京都ビロードという西陣織の
名店に丁稚奉公していました。
ビルマ戦線から復員し…
草履やハンドバックのための、
ビロード織を業としていました。
京都で古着木綿商を
始めたことにルーツを持つ。
1896年には呉服店初の
ショーウインドーを設けたとか…
《紅萌黄段花菱亀甲打板模様厚板》
江戸
実は京都にいた祖父は、
京都ビロードという西陣織の
名店に丁稚奉公していました。
ビルマ戦線から復員し…
草履やハンドバックのための、
ビロード織を業としていました。
訪問着《雪輪重ね》千穂
1953年 復興第1回上品會
戦後の着物事情のなかで、
強靭なビロード織りを作るため、
能衣装や正倉院御物にも
その意匠を求めていたようです。
京都でのお商売の関係もあり、
京都髙島屋の外商とのお付き合い。
外商番号が一桁だったと…
そんな縁がありまして、
外商の方が
「お孫さん」にとプレゼント、
ローズちゃんとの繋がりです。
ローズちゃんが手にするのは、
「バラの包み紙」…
その誕生は1952年のこと。
当時の社長 飯田慶三さん、
「美の象徴として愛される
バラの花を、
髙島屋の花としたい」と。
ローズちゃんとの繋がりです。
ローズちゃんが手にするのは、
「バラの包み紙」…
その誕生は1952年のこと。
当時の社長 飯田慶三さん、
「美の象徴として愛される
バラの花を、
髙島屋の花としたい」と。
《高島屋の薔薇》
絹谷幸二 2004年
飯田社長は洋画家でもあり、
花の中でもバラを好んで
描いていたようです。
「四季を問わず多くの人々から
慕われるバラのように、
お客様に愛される
百貨店でありたい」という
願いが込められているそうです。
藤紫とグレーの無地に、
“宝づくし”の文様 型押しの
デザインの包装紙から一転。
シンボルフラワーとなって、
提供ラジオ番組に
『ラビアンローズ』を流すなど
高島屋=薔薇となりました。
ちなみに『ラビアンローズ』、
レディー・ガガ が
映画『アリー/ スター誕生』で
その歌声を披露していました。
1975年のスキースタイル、
東京オリンピックの1964年には、
ハンマー投げなどの姿も…
「そりに乗ったローズちゃん」
1月に行ったからでしょうね、
クリスマスシーズンのコレクションが
多かったように思います。
シンガポールペアローズちゃん
お正月和装ローズちゃん
振袖着物ローズちゃん と
着物着用お土産持ちローズちゃん
ローズちゃんの初期モデルは、
薔薇をもつヌーディー…
横に立つのは岡山高島屋オリジナルの
「桃太郎ローズちゃん」とか。
ちなみに性別はなく、
年齢不詳で国籍不明、
身長は平均60cmということ。
このすまし顔…春になったら、
明るい表情になるのかな?